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広島大、1000台超のシンクライアントシステムを構築:導入事例
広島大は学生・教職員向け端末としてNECのネットブート型シンクライアントを導入。セキュリティの担保、運用負荷軽減に加え従来比67%のCO2削減を見込む。
広島大学は学生および教職員向けに、端末1144台にのぼるシンクライアントシステムを構築し、稼働を開始した。導入を担当したNECが12月14日に発表した。
同システムはネットブート型のシンクライアントを利用。OSやアプリケーションはサーバで集中管理され、端末へのログイン時、ユーザーのアカウント情報に沿ったソフトウェアがダウンロードされる形になる。端末にはデータが保存されないためセキュリティを担保できるだけでなく、端末の個体管理から解放され、運用負荷を軽減できる。
サーバとしてはNECの省電力サーバ「Express5800/i120Ra-e1」を、端末には小型ワークステーション「Express5800/51Ma」を採用した。端末は、動画や3Dグラフィックを処理するに値するCPU性能を持ちながら、省電力、省スペース、そして(木の葉の触れ合い並みの)静音性を備えるという。なお広島大学では年間消費電力量を少なくとも3万kWh(CO2換算で約7950kg)削減できると見込んでおり、これは従来と比べて約67%の削減になるとしている。
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