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Google、メッセージを組み込めるHTML5ビデオをオーケー・ゴーとの協力で公開
「All is Not Lost」のHTML5版ビデオは東日本大震災直後にスタートしたプロジェクトで、ユーザーがカタカナで入力したメッセージがビデオ内で人体文字で表示される。
米Googleは7月27日(現地時間)、ロックバンドのオーケー・ゴー(OK GO)と舞踏家集団Pilobolusとのコラボレーションで、バンドの新曲「All is Not Lost」のプロモーションビデオ(PV)を公開した。HTML5の機能を生かしたこの動画を同社のWebブラウザGoogle CromeでPVのページを開き、メッセージを入力すると、ビデオの最後に“人体文字”でそのメッセージが表示される。
このプロジェクトは東日本大震災の1週間後、Googleの東京オフィスからオーケー・ゴーへの申し出でスタートしたという。透明なガラスの上で人体で文字を1つずつ形作って撮影した。メイキングビデオでオーケー・ゴーのダミアン・クーラッシュは「このプロジェクトの核心は、日本にむけたラブレターなんです」と語る。日本語のメッセージを入力できるよう、カタカナの人体文字も用意されている。
Googleの東京オフィスでシニアマーケティングマネジャーを務める平山景子氏によると、このプロジェクトでは主にHTML5のaudioとvideoタグを使っており、Canvas 2Dの画像オブジェクトで音声と動画のタイミングを一致させることに成功したという。
Google Chrome以外でも視聴できるバージョンのPVは、オーケー・ゴーの公式YouTubeで公開されている。
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