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IBM、モバイルアプリ企業のWorklightを買収 BYODをサポート
IBMがマルチプラットフォームのBYOD向けアプリ構築を手掛けるWorklightの買収と、モバイルセキュリティアプリのリリースを発表した。
米IBMは1月31日(現地時間)、スマートフォンやタブレット向けモバイルアプリを手掛けるイスラエルのWorklightを買収することで合意に達したと発表した。買収は第1四半期(1〜3月期)中に完了の見込み。買収総額などの詳細は公表されていない。買収完了後、WorklightはIBMのソフトウェア部門に統合される。
Worklightは2006年創業の非公開企業。同社の企業向けソフトウェアでは、米AppleのiOSや米GoogleのAndroid、カナダのResearch In Motion(RIM)のBlackBerryなど、複数のプラットフォームに対応するモバイルアプリを構築でき、それらを搭載したモバイル端末から企業のネットワークへのセキュアなアクセスを実現できるという。
従業員が自分のモバイル端末を仕事で使う「BYOD(Bring Your Own Device)」が広まる中、IBMはWorklightの技術により、顧客が効果的にセキュアなBYOD環境を構築するための単独ソリューションを提供できるとしている。
IBMは同日、従業員による私物端末の企業での利用を安全に管理するためのモバイルセキュリティアプリ「IBM Endpoint Manager for Mobile Devices」も発表した。
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