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GoogleのMotorola買収、欧州委員会が承認
Googleによる約125億ドルでのMotorola Mobility買収を欧州委員会が承認した。米司法省も今週中には承認するとみられている。
欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は2月13日(現地時間)、米Googleによる米Motorola Mobilityの買収を承認すると発表した。
欧州買収規制に基づいて買収案件を調査した結果、この買収はスマートフォンのOSおよび特許に関し、欧州経済地域の競争に大きな影響を与えないことが明らかになったためとしている。
Googleは昨年8月、Android端末を開発・販売するMotorola Mobilityを約125億ドルで買収すると発表した。この買収は、米Microsoftや米Appleなどの競合との特許訴訟からAndroidエコシステムを守ることが目的の1つとみられている。
欧州委員会は、今後もスマートフォン市場の競合企業らの行動、特に増加している特許の戦略的利用を監視していくとしている。
Googleはこの発表を受け、欧州委員会による承認は買収完了への重要な一歩であるとし、他の幾つかの当局の決定を待つだけになったと語った。
米Reutersによると、この買収に関しては米、中国、イスラエルなども審査中で、米司法省は早ければ今週中に承認し、中国は3月20日までに決定を下すとみられている。
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