Nokia、Windows Phone 8パートナーに「Nokia Drive」を提供
「Nokia Lumia」シリーズのウリになっているカーナビゲーションシステムを含む地図ツールが、Nokia以外のメーカーのWindows Phone 8端末でも利用できるようになる。
フィンランドのNokiaは6月20日(現地時間)、米Microsoftの次期モバイルOS「Windows Phone 8」のパートナー企業に、同社のナビゲーションサービス「Nokia Drive」を提供すると発表した。Nokia以外のメーカー端末にもNokia Driveが搭載され、アプリ開発者は位置情報関連アプリにNokiaの位置情報技術を利用できる。
Nokia Driveは、同社のWindows Phone端末「Nokia Lumia」シリーズの特徴の1つになっていた。190カ国以上、50カ国語以上の地図データと、110カ国以上のナビゲーションを含み、行き先案内では自動車、徒歩、公共1交通機関利用で場合分けできる。オフラインでも利用でき、クライアントサイドでレンダリングするため、競合の地図プラットフォームと比較して10%しか帯域幅を占めないという。Nokiaの位置情報データは、MicrosoftのBing、米Yahoo!、自動車メーカーのBMWやFordのカーナビシステムに採用されている。
日本は対象外だが、現行のWindows Phone端末でも既に交通情報データはNokia Mapsのものになっている。MicrosoftとNokiaは2011年4月にWindows Phoneに関する契約を締結した際、NokiaがWindows Phoneのパートナーに位置情報サービス技術を提供すると発表していた。
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