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Appleのハードウェア担当上級副社長、マンスフィールド氏が退任
Appleで13年にわたってMacやiPhone、iPadのハードウェアエンジニアリングを統括してきたボブ・マンスフィールド氏が退任し、iPad担当副社長のダン・リッチオ氏が後任になる。
米Appleは6月28日(現地時間)、同社ハードウェアエンジニアリング担当上級副社長のボブ・マンスフィールド氏(50)が退任すると発表した。同氏は2005年からMacの、2010年からはiPhone、iPod、iPadなどほとんどのAppleのハードウェアを統括してきた。後任にはiPadのハードウェアエンジニアリング担当副社長のダン・リッチオ氏が指名された。
マンスフィールド氏は1999年にAppleが米Raycer Graphicsを買収した際、Apple入りした。米SGIで上級ディレクターを務めた経験も持つ。MacBook AirやiMacの新製品紹介動画によく出演しており、先日のWWDC 2012でもRetinaディスプレイ搭載MacBook Proの紹介動画で登場していた。
後任のリッチオ氏は1998年にプロダクトデザイン担当副社長としてApple入りし、iPadハードウェアエンジニアリング担当副社長として初代iPadからすべてのiPadの責任者を務めてきた。
ティム・クックCEOは発表文で「ボブは長年、多数の画期的製品を生み出してきたハードウェアチームをまとめてくれた。彼の退任は非常に悲しいが、引退生活を楽しんでほしい。われわれのハードウェアエンジニアリングチームは世界最強であり、引き継ぎは問題なく行われる」と語った。
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