Microsoft、新生「Outlook.com」を発表 ソーシャル機能搭載でGmailに対抗
Microsoftが新Webメールサービス「Outlook.com」のプレビュー版を公開した。Facebook、Twitter、LinkedIn、Google、Skypeの連絡先を統合できる。
米Microsoftは7月31日(現地時間)、Webメールサービス「Outlook.com」を発表した。従来のデスクトップメールクライアントではなく、米GoogleのGmailのような、Webメールサービスだ。同日からプレビューに参加できる。
「@outlook.com」の新規アカウントを無料で作成できる他、Microsoftアカウント(旧Windows Live ID。@live.com、@msn.com、@hotmail.comなど)でログインすることもできる。この場合、そのアカウントの受信トレイやアドレス帳情報が引き継がれる。
Outlook.comにMicrosoftアカウントでログインすると、設定(歯車アイコン)に「Hotmailに戻る」という項目があり、位置付けとしてはHotmailに代わるWebメールサービスのようだ(現在はHotmailも利用できる)。
各種ソーシャルサービスの統合
Outlook.comのアドレス帳には、Facebookのメールアドレス、TwitterとLinkedInの知り合い、Googleの連絡先をインポートできる。間もなくSkypeの連絡先のインポートも可能になる。受信トレイでは、受信メールを表示した状態でそのメールの送信者のTwitterやFacebookでのアクティビティが写真とともに表示される。また、Outlook.com内で連絡先の相手とチャットやビデオチャットができる。
モバイルにも対応
Windows Phone端末はもちろん、米GoogleのAndroidや米AppleのiOS端末からOutlook.comにアクセスすると、モバイル対応のユーザーインタフェースで利用できる。
SkyDrive、Office Web Appsとの連係
メールに添付したOffice Web Appsのドキュメントを、受信トレイ内で表示・編集できる。SkyDriveと連係しているので、添付ファイルのサイズを心配する必要もないとしている。
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