IDC Japanは8月14日、2012年第2四半期(4月〜6月)の国内クライアントPC出荷台数を発表した。期間中の出荷台数は前年同期比で0.8%減の385万台。内訳は家庭向けが同2.4%減の207万台、ビジネス向けが同1.2%増の178万台だった。
家庭向けではデスクトップPCの落ち込み(15.1%減)が大きく影響し、ビジネス向けも2けた増となった前四半期(1月〜3月)から流通在庫の調整や欧米経済の先行き不透明感などから成長率が鈍化した。これにより、総出荷台数は前四半期の9.9%増から一転してマイナス成長となった。
PC,携帯端末&クライアントソリューション グループマネジャーの片山雅弘氏によれば、Windows 8の発売を控えて家庭向けでは需要が冷え込む可能性が高く、ビジネス向けも中小企業を中心に買い替えを控える傾向がみられるという。「第3四半期(7月〜9月)は一時的にマイナス成長となるが、第4四半期(10月〜12月)はWindows 8の効果により再びプラス成長に戻るだろう」とコメントしている。
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