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東芝、Windows RT端末開発を中止──Bloomberg報道
東芝が6月のCOMPUTEXで披露したWindows RT端末の発売を、部品調達の遅れを理由に中止した。
東芝は、ARM版Windows「Windows RT」搭載端末を開発してきたが、これを中止するとメディア向けメールで発表した。米Bloombergが8月14日(現地時間)に伝えた。
同社は6月に台湾で開催されたCOMPUTEX TAIPEI 2012で、Windows RT搭載のタブレットおよびクラムシェルタイプの2モデルを披露したが、部品調達の遅れを理由に中止するという。当面はWindows 8に集中するとしている。
同社の米国における広報担当者、エリック・ポールセン氏は、「部品調達の遅れてで適切なタイミングで発売できなくなったため、Windows RTモデルの販売は中止する。当面はWindows 8製品に集中し、市場動向をみながらWindows RT製品の可能性を検討していく」と説明した。
Windows RT搭載端末は、今のところ、米Microsoft、台湾ASUS、韓国Samsung Electronics、中国Lenovo、米Dellが発売すると発表している。最初のWindows RT端末は、10月26日のWindows 8リリースに合わせて発売される予定だ。
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