Nokia、Samsung、ソニーモバイルら、屋内位置情報アライアンス「In-Location」を立ち上げ
インドアマップなどの屋内位置情報サービスを構築するためのアライアンスがスタートした。2013年には関連ソリューションを搭載した端末が登場する見込みだ。
フィンランドのNokia、韓国Samsung Electronics、Sony Mobile Communicationsら22社は8月23日(現地時間)、インドアロケーション(屋内位置情報)サービス技術に取り組むアライアンス「In-Location」を立ち上げたと発表した。正確で省電力な屋内位置情報ソリューションの開発と提供を目指す。
BroadcomやQualcommなどの半導体メーカー、BluetoothとGPSチップメーカーのCSR、端末メーカー、位置情報ソフトウェアメーカーなど22社が参加するこのアライアンスは、それぞれのデータや技術を持ち寄り、オープンなソリューションを構築する。最初のソリューションは、Bluetooth 4.0とWi-Fi標準をベースにしたものになり、2013年には同アライアンス製の消費者向けアプリを搭載したモバイル端末が登場する見込みという。
こうしたアプリでは、例えば最寄りの小売店内で販売している商品の位置が分かったり、ショッピングモールや空港など、広大な建物内の道案内機能に利用できるようになるという。
独自のインドアマップサービスを提供している米Googleや米Microsoftはアライアンスに参加していない。
Nokiaは自社製地図サービス「Nokia Maps」で既に屋内位置情報に取り組んでいる。今後、In-LocationのソリューションがNokia製Windows Phone 8端末で採用されることになるかもしれない。
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