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シトリックス、VDIパッケージの新バージョンをリリース
最新版の「VDI-in-a-Box」ではマスターイメージとユーザー個人の環境を組み合わせて仮想デスクトップサービスを提供できるようにした。
シトリックス・システムズ・ジャパンは8月30日、仮想デスクトップ基盤(VDI)パッケージの最新版「VDI-in-a-Box 5.1」の提供を開始した。
最新版では標準のデスクトップイメージに、ユーザーが個別にインストールしたアプリケーションやデータの設定を組み合わせて仮想デスクトップサービスを提供できるようにした。仮想デスクトップではユーザーに画一的な環境を提供するケースと、ユーザーごとの環境を提供する場合があるが、後者はユーザーごとに作られた多数の環境を保存しておく必要があり、ストレージ容量を圧迫するという課題があった。最新版の機能はこれを解決するもので、ストレージコストを最大90%削減できるという。
このほか、Active Directoryのフェールオーバー機能を追加、Google Earthなどの描画処理の性能も向上させた。Windows Server 2008 R2の仮想デスクトップやWindows 8も新たにサポート(Windows 8は一般提供までβ版のみ)している。
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