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Samsung幹部「Appleと交渉するつもりはない」と発言──韓国メディア報道
Samsungモバイルコミュニケーション部門の申宗均社長が「HTCはAppleに3000億ウォン支払うことで合意したようだが、われわれは(交渉する)つもりはない」と語った。
韓国Samsung Electronicsは台湾HTCのようには米Appleとの特許訴訟で和解する意向はない──。韓国の通信社、聯合ニュースが11月14日、Samsungのモバイルコミュニケーション部門の申宗均(Shin Jong-kyun)社長がそう語ったと報じた。
同氏は報道陣に対し、「HTCはAppleに3000億ウォン(2億7600万ドル)支払うことで合意したようだが、われわれは(交渉する)つもりはない」と語ったという。
AppleとHTCは10日、スマートフォン関連特許をめぐる複数の訴訟をすべて取り下げて和解したと発表した。和解条件は公表していないが、HTCがモバイル端末1台当たり6〜8ドルのライセンス料をAppleに支払うと報じられている。
Samsungにとって、Appleは市場を争う競合でもあり、iPhoneの部品の顧客でもある。Appleは最新のスマートフォンiPhone 5などでSamsungへの依存度を低めている。だが、プロセッサに関しては今のところSamsung以外にAppleの需要に対応できるメーカーはなく、HTCと異なりSamsungはこれを切り札に使える可能性を持っている。
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