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20Gbps以上のDDoS攻撃が2012年の2倍に増加――Arbor報告書

1Gbps以上のDDoS攻撃が占める割合は、2012年上半期の13.5%から2013年上半期は46.5%に急増している。

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 ネットワークセキュリティ企業の米Arbor Networksは7月29日、2013年上半期のDDoS(大規模サービス妨害)攻撃に関するレポートを発表した。DDoS攻撃の規模や速度、複雑性が拡大傾向にあり、DDoS攻撃が依然として世界的な脅威になっていると指摘する。

 レポートによると、1Gbps以上の攻撃が占める割合は2012年上半期の13.5%から46.5%に増加した。特に2〜10Gbpsの攻撃は同14.78%から29.8%に急増している。上半期末での10Gbps以上の攻撃は年初に比べて41.6%増え、観測された20Gbps以上の攻撃総数が2012年全体の2倍以上に増加していることも分かった。その一方、DDoS攻撃の継続時間は全体の86%が1時間以下になり、短縮傾向がみられるという。


DDoSの帯域別割合(Arbor Networksより)

 同社は、攻撃の狙いに政治的な動機から単なるいたずらまでさまざまな要因がある中、攻撃規模が目立って拡大していると指摘。その背景には、ボットネットや攻撃ツールが一般でも簡単に利用できてしまうことがあると解説している。

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