NTT東日本は8月31日、「フレッツ光」回線からAmazon Web Services(AWS)に閉域接続できる「クラウドゲートウェイ アプリパッケージ」サービスを9月1日に開始すると発表した。
クラウドゲートウェイ アプリパッケージは、AWSへの閉域接続とアプリケーションサーバ機能の利用をパッケージにしたもの。AWSへの閉域接続には回線認証を利用する。ユーザー環境でネットワーク機器の設置や運用、保守などは不要。このサービスではIPv6を使用するが、AWS接続時にIPv4に変換して対応する。
利用には、「フレッツ 光ネクスト」「フレッツ 光ライト」などの契約が必要。ユーザーは申し込むだけで新サービスを利用できる。AWSで利用可能なアプリケーションサーバの基本メニューは、Active DirectoryとWebの2種類。月額利用料は4万5000円からで、月間100Gバイト分の通信料が含まれる。なお、通信料の超過分は100Gバイトごとに3万円が自動加算され、使用しなかったデータ量は翌月以降に繰り越しできない。
今後はNTTコミュニケーションズなど他のクラウドサービスにも対応する予定だとしている。
併せて同社は、インターネットVPNでクラウドサービスに閉域接続可能な「クラウドゲートウェイ クロスコネクト」を10月11日にスタートするとも発表した。
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