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Google、企業向け有料カスタム検索サービス「Google Site Search」終了へ
Googleが有料の企業サイト内検索サービス「Google Site Search」の新規受付を3月30日で終了する。現行顧客は契約期間終了後、無料でGoogleロゴや広告が表示されるCSEに自動移行される。
米Googleが2008年から提供してきた企業向けカスタム検索サービス「Google Site Search」(GSS)の提供を終了する。米Fortuneが2月21日(現地時間)、Googleのコメント付きでそう報じた。
Google Site Searchは、有料のサイト内検索サービス。無料のカスタム検索エンジン(CSE)と異なり、広告やGoogleのロゴが表示されず、XML APIによる検索結果のカスタマイズなどが可能だ。
GoogleはFortuneを含む同サービスの顧客に対し、既存ユーザーへのサービス提供は契約期間中継続するが、新規ユーザーへの提供は3月30日に終了するとメールで伝えた。GoogleはFortuneに対し「来年にかけて、GSSを段階的に縮小していくが、契約終了までサポートを続ける」と説明したという。検索クエリの割当が切れた顧客のアカウントは自動的にCSEに移行される。GSSとCSEとの違いはヘルプページで確認できる。
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