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日立製作所、AIを活用したRPAシステムを開発 証票処理の70%を自動化

日立製作所は、AI技術を活用して出納業務を効率化するRPAシステムを開発した。出納業務における証票処理の70%を自動化できることを確認している。

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 日立製作所は6月22日、出納業務の証票読み取りから承認までの業務をAIで自動化する、ロボティックプロセスオートメーション(RPA)技術を開発したと発表した。

 この技術は、さまざまな様式で作成された証票の文字情報を読み取り、申請者の入力情報と照合して承認の判断を行うAI技術を組み込んでいるのが特徴。この技術を取り入れたRPAシステムを、日立グループの人事、財務のシェアードサービスを請け負っている日立マネジメントパートナー(日立MP)で試験運用した結果、出納業務における証票処理の70%を自動化できることを確認したという。

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従来とRPA導入後の出納業務フローの比較

 開発したAI技術は、単語の属性を識別するAI技術と、文字情報セットの確実性を推定するAI技術の2つで構成されている。単語の属性識別には、単語の周辺に位置する別の単語や文字との関係性を分析する。例えば、文字列の左端に「¥」があれば金額、数字3つごとに「,」があれば金額というように、単語の属性をAIで識別する。

 文字情報セットの確実性の推定は、照合に必要な項目のセットをあらかじめ学習させることで、そのセットに合う情報を元に承認の判断をする。例えば、「宛先名」「請求者名」「請求金額」の3項目に該当する単語があれば承認と判断する、と設定した場合、「請求者名」項目に該当する単語がないと、承認とは判断されずに、人手による照合・承認にまわされる。

 また、人手による照合・承認にまわされた証票は、その結果と合わせて自動的にAIの学習材料になるため、照合・承認作業の自動化率を、利用しながら向上させることが可能だとしている。

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単語の属性を識別する技術と、文字情報セットの確実性を推定する技術

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