コナミ「コーデッド アームズ」は携帯機初の本格FPS――無線でマルチ対戦プレイも可能(1/2 ページ)

コナミの「コーデッド アームズ」は、ワイヤレスLANで最大4人で遊べる携帯機初のFPS(ファースト・パーソン・シューター)として、6月23日に発売を予定している。

» 2005年04月08日 00時00分 公開
[ITmedia]

携帯機初のFPSとは

 FPS(ファースト・パーソン・シューター)とは、主人公の視点で銃や武器を扱い、操作するゲームのこと。コナミが携帯機初のFPSとして6月23日に発売を予定しているPSP用ソフト「コーデッド アームズ」は、近未来を舞台に、武装ハッカー「コーデッド」となって、暴走し破棄された軍事用戦闘シミュレーター「A.I.D.A.」に命を賭けて挑むというストーリー。

 主人公は自らの精神をネットワークにダイブさせ、敵を排除しシステムカーネル(核)を目指す。未来的なデザインが特徴のデバイスで、あたかもネットワークゲームにアクセスしているイメージを体感させることを狙ったサイバーなゲーム設定がウリである。

「コーデッド アームズ」を少しだけ紹介

 「コーデッド アームズ」は、毎回違うマップで繰り返し遊べる3D自動マップ生成が特徴で、バトルフィールドが6種類用意されている。ネットワークゲーム感覚でターミナルからそれぞれのバトルフィールドへアクセスするという手順を踏んでゲームをスタートさせる。登場する武器は30種類以上で、アイテムを集めることで強化できるためマップ探索が重要となる。

 ワイヤレスLAN機能で最大4人までのバトルが楽しめるのもウリのひとつ。シングルプレイで集めた装備はマルチ対戦にも対応しているので、ライバル達を出し抜くためにも武器のセレクトは戦略と同じく大切となってくる。マルチ対戦モードは、「デスマッチ」「キープ・ザ・マーク」「ラストマン・スタンディング」の3つ。

「デスマッチ」は、全員が敵同士となって撃ちあいをするモードで、2〜4人でプレイ可能。相手を倒すと1点加算。相手に倒されると初期位置からリスポーンされる。自爆すると1点減算され(自分が投げた手榴弾に誤って巻き込まれるなど)、一定時間でゲームが終了する。終了時点でスコアが一番高いものが勝者となる(ゲーム時間の長さはオプションで変更可能)
「キープ・ザ・マーク」は、マップに1つだけ配置されたマーカーを奪い合うゲームで、全員が敵同士となるのはデスマッチと同じ。2〜4人でプレイ可能。マーカーを所持していても死んでしまえば、マーカーは他者に奪われ、死んだ人は初期位置からリスポーンされる。 マーカーを持っている人が、その他のプレイヤーから追われる展開となる。マーカーを持った状態で1秒毎にスコアが加算。一定時間でゲームが終了して、スコアが最も高いものが勝利となる
「ラストマン・スタンディング」は、デスマッチと同様で、全員が敵同士となって撃ちあいをするモードで、2〜4人でプレイ可能。誰かに倒された時点でゲームが終了し、最後まで生き残っていた者が勝者となる

イントロダクション

20世紀末に起こったネットワーク化の波が社会の隅々にまで行き渡り、もはやネットワークを介さずに社会生活を送る事が事実上不可能となった時代。同様に急激な進化を遂げた医療テクノロジーは、デジタルデバイスを接続した脳とネットワークとの直結を可能にしていた。

そんな中、辺境惑星での対異星人非開示戦争を繰り広げていたとある巨大複合企業体(メガ・コングロマリット)が、軍事用戦闘シミュレーター「A.I.D.A.」の開発に着手する。計画には大きな期待が寄せられ、莫大な先行投資が行われた。しかしシステムに致命的な欠陥が発覚し、計画はβテストの段階で破棄される。

しかし「A.I.D.A.」は消えてはいなかった。ひとりのハッカーによって偶然発見された「A.I.D.A.」は、ネットワーク上のあらゆるデータを取り込みながら自己増殖を繰り返し、特異な外観を持つ巨大迷宮と化していた。

その噂は一瞬にしてネットワーク上を駆け巡る。既存のゲームに退屈しきっていたコアゲーマー、レアデータの収集に執念を燃やすハッカーが、その虜になるのに時間はかからなかった。曰く、「異星人との戦争がリアルに再現された、極上のシューティングゲーム!!」

しかし爆発的なアクセス増加に歩調を合わせるように、電脳廃人(スリーパー)の数も急増していく。ユーザーの全人格をプログラム化し、バックアップなしでシステムにジャックインさせるという、狂気じみたアーキテクチャ。「A.I.D.A.」の致命的欠陥とは、シミュレーション動作中に死亡した場合、人格を復帰できないという恐るべきものだったのだ。暴走したシステム内部では、イレギュラーな攻性プログラム「バグ」やセキュリティプログラム「ボット」が増殖し、プレイヤーの帰還率は40%を切るようになっていた。

事態を重く見た関係機関が、システムの破壊・消去を試みたが、ネットワーク上のあらゆる場所に入り込んだプログラムは、もはや手出しのできる状態ではなかった。抜本的な解決策を失った彼らは、「A.I.D.A.」にアクセスさえしなければ危険性はないと表明し、これを法的に禁止する事で、事態は一応の決着をみた。

しかしその後も、「A.I.D.A.」に埋もれているレアデータへの所有欲はとどまる事を知らず、いつしかスリルと莫大なウェブマネーを引き換えに、データのサルベージを請け負う職業が生まれる。様々な強化プログラムで武装し、大金と自らの人格を賭けて「A.I.D.A.」に挑む筋金入りのハッカーたち。

彼らは、蔑みと密かな羨望を込めて「コーデッド」と呼ばれた……。

プレイヤーの敵となる攻性プログラムたち

バグ系

「ホッパー」常に飛び跳ねているところからこの名がつけられた。敵から一定距離をとって行動し、粘膜に内包された頭部コアからウィルス弾を発射する
「リトルボマー」小型のバグ。アゴが小さいため直接的な攻撃力は皆無だが、極めて爆発性が高く、飛びついてきて自爆するという危険な存在

ソルジャー系

「スラッグヘッド」ソルジャータイプでは最弱。臆病で武装も貧弱だが、あなどると手痛い反撃を食らうこともある
「リフレクター」光学シールドを装備したソルジャー。シールドの効果は絶大で、敵の攻撃を無効化してしまう。また他のソルジャーを守るように行動するため、敵の一群に彼らがいる場合には、優先的に倒した方がいいだろう
「ハウンド」ソルジャーの中では標準的なタイプ。プレイヤーと同等の身体能力と、勇敢さを併せ持つ。装備が整わない状況では、あなどれない相手と言える

ボット系

「クイックシルバー」奇妙な形をしたセキュリティプログラム。浮遊しつつ高速移動し、ヒット&アウェイを繰り返す。独特の直線的な行動パターンから、伝説の悪霊の名で呼ばれている

 シングルプレイの際には上記の敵が行く手を塞ぐことになる。これらの敵を排除して、プレイヤーはミッション達成を目指す……。

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