レビュー
2005/04/14 02:06 更新

レビュー
「ワイプアウト ピュア」でエンドルフィン出っ放し (1/2)

プレイステーションのタイトルとして登場し、その浮遊感とスピード感がたまらなく気持ちの良いレースゲームとして評判になった「ワイプアウト」シリーズ最新作「ワイプアウト ピュア」が、PSPに登場した。内容はもちろんのことだが、実は内蔵されたブラウザが……。

エンドルフィンが出るまで、スピード感を味わえ!

 ワイプアウトシリーズといえば、その独特の操作感覚と浮遊感・それに加えて未体験のスピード感が味わえるとあり、海外のみならず日本でも根強いファンを獲得している。その最新作となるのが、4月7日に発売されたばかりの「ワイプアウトピュア」だ。

 PS2で表現された、あの美しいグラフィックや操作感がどうなっているのか? 今作のテクノサウンドは、どんなリズムを刻んでくれるのか? それら注目すべき点を、一つずつチェックしていこう。

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美しいグラフィックが特徴のワイプアウトピュア。静止画では、疾走感が伝わらないのが残念だ

 基本的なルールは、通常のレースゲームと同じ。制限時間内に、良い順位でゴールにたどり着くのが目的だ。コース上には、踏むと一瞬加速する加速グリッドと、各種アイテムが得られるアイテムグリッドが用意されている。アイテムグリッドの上を通過してゲットしたアイテムは、□ボタンでいつでも使用可能だ。

 アイテムの種類には、主にライバルを攻撃するものと、クラフト(自機)をサポートするものがある。アイテムを臨機応変に使いつつ、1位の座を目指して飛ばしまくろう。ただし、ライバルの攻撃を受けたりコースにぶつかると、クラフトに備えられたシールドのエネルギーが減少してしまい、シールドメーターが0になってしまうと、クラフトが爆発してレース終了となる。シールドメーターを回復させるには、アイテムを□ボタンで使わずに、○ボタンで吸収してしまえばいい。

 ざっと概要を説明してきたが、ワイプアウトシリーズといって、まず思い出されるのは独特のスピード感だろう。通常のレースゲームでは味わえないような、あの疾走感。それは、PSPになっても健在だ。最初から選択できるヴェクタークラスは、それほどのスピード感はない。しかし、次のヴェノムクラスからは、驚くほどスピード感がアップしていく。なお、クラスは最初、ヴェクターとヴェノムが用意されている。さらに、クラスごとにアルファ・ベータ各リーグが選択でき、トーナメントモードで両リーグ共に3位以内でクリアすると、チャンピオンシップサーキットが登場。ここを見事に3位以内でクリアすると、新しいクラスが出現して遊べるようになっている。

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コクピット視点、クラフトの背後1・2の3パターン。コクピット視点でプレイすると、ものすごいスピード感を得られる

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△ボタンを押せば、背後から迫ってくるライバルを確認できる。ただし、爆速で走っている最中なので、運転ミスには気をつけたい

 最初に用意されているヴェクターとヴェノムクラスはともかく、条件を満たすと登場するフラッシュクラス以上になると、ものすごいスピード感がプレイヤーを襲う。クラフトは、スピードが速いがグリップ力がなかったり、シールドが丈夫な代わりに足が遅いなど、バリエーション豊かな8機種から選択できる。しかしここまでくると、どんなに遅いクラフトを選んでも、とにかく早い。ほとんど暴れ馬に乗っている感覚だ。だが、プレイヤーが操作に慣れて一線を越えた瞬間、その速さが快感となって脳内を襲う。自己陶酔しながら、クラフトを操るようになるのだ。このスピード感をPSPという小さなハードウェアで表現したというのは、まさに「スゴイ」の一言に尽きるだろう。

 また、もう一つの特徴であるBGMも、体が自然と動き出してしまうようなテクノが奏でられている。とはいえ、曲に関しては好みの問題もあるので、善し悪しを判別するのは難しいところ。個人的には、ちょっとゲーム色が強すぎるように感じてしまったので、もう少し上品でも良かったのでは? と思った。もっとも、その方がゲームの雰囲気にはマッチしているので、よりシンクロしやすかったことは確かだった。

操作感覚は人によりけり

 レースゲームでは、その操作性も重要なポイントになってくる。従来は、プレイステーション付属のパッドでプレイできたが、本作ではPSPを握ってクラフトを操作することになる。PSのコントローラと違い、PSPは扱うユーザーの手の大きさによって、操作感覚が異なってしまうのが難点だ。私が長時間プレイした場合は、本体の持ち方がいびつになり、途中で指が痛くなってしまった。操作しやすい場所にある方向キーと違い、アナログスティックはその下に位置する。そのため、どうにもしっくりこない。また、右手親指の第1関節で×ボタンを押していたため、Rボタンが非常に押しづらく感じた。とはいえ、この辺りは人によって変わってくるはずなので、事前にアナログスティックとボタンを操作してみて、操作感覚をつかんでおくと良いかもしれない。

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アイテムの一つ、シールド。使用すると、一定時間又は一定ダメージまで自機を守ってくれる、地味だが頼もしいヤツ

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左右のハンドル以外にも、LRボタンでエアブレーキをかけられる。使いこなせば、急カーブもスムースに曲がれるのだ

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中には、このように空中高く設置されたコースも。ガードレールがないので、落ちるとタイムロスになる

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ライバルをロックオン。この状態でアイテムを使うと、高確率でライバルにダメージを与えられる。そのスキに抜いてしまおう

初期状態では、コースやクラフトは少ないが……

 購入時点では、用意されているコースは8つでクラフトも8種類と、物足りなさを感じるかもしれない。そこで注目を浴びるのが、本ソフトに用意された“ダウンロード”という項目。

 あらかじめ無線LANの設定を済ませておけば、ダウンロードを選択するだけでワイプアウトピュア公式サイトを訪れることができ、コースやクラフトをダウンロードできるようになっている。ただし、現時点では用意されたコースやクラフトは少ない。これから続々と増えていくはずなので、公式サイトをまめにチェックしておくと良いだろう。

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メニューからオンラインを選ぶと、ワイプアウトピュア公式サイトへ接続する。コースやクラフトなどのダウンロードが可能だ

 さらに、本作にはバッファローのAOSS機能を搭載した「AirStation」シリーズ又は、NECのブロードバンドルータ「AtermWR6600H」などに対応したプリセットが、あらかじめ収録されている。無線LANの設備が自宅に無いという人や、無線の設定は難しくて……と尻込みしていた人でも、どちらかの機種を購入して自宅のブロードバンド環境に接続すれば、あとは両製品に用意されているボタンを押すだけで、自動的に設定が終了しPSPをインターネットへ接続できるようになる……というふれこみが、この2機種なのだ。しかし、本当にそんな都合良くいくの? とは、誰しもが思うはず。そこで実際に、筆者宅に機器を持ち込んで実験してみた。

そのうたい文句はダテじゃなかった! これなら設定で悩む必要ナシ!!

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[J.O.宍戸,ITmedia]

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