Xbox 360向け新世代ファンタジーRPG「【eM】 -eNCHANT arM-」――ヒロインキャラクターなどを公開(1/2 ページ)
Xbox 360と同時発売を目指し、開発が進められている新世代ファンタジーRPG「【eM】 -eNCHANT arM-」。今回は物語のプロローグと、世界を構成する舞台、そして新たな追加キャラクターとゴーレムの一部を公開する。
フロム・ソフトウェアが、次世代ゲーム機Xbox 360の参入第1弾として発表を行っている新世代ファンタジーRPG「【eM】 -eNCHANT arM-(以下、「eM」)」。本作は、Xbox 360との同時発売を目指し、開発が行われているタイトルだ。価格は未定。
前回は、本作の世界観やコンセプト、主人公・アツマとその親友・トウヤといったキャラクターの紹介を行ったが、今回は物語のプロローグと、世界を構成する舞台、そして新たな追加キャラクターとゴーレムの一部を公開しようと思う。まずは、プロローグから。
“ゴーレムウォー”。1000年前に起こったその戦争は、互いの憎悪を極限まで引き出し、そして、その業火は在るものすべてを消炭と化すまで収まることはなかった。ゴーレムという従順に命令に従う人形は、もはやその使命を与えた者がいなくなったあとでさえ、忠実に任務を遂行していった。
もはや何を目的としてこの戦争が行われているのかを知るものは居らず、誰も勝利しない、誰一人として利益を得ない不毛な争いに、世界は疲弊していくのみだった。恨みもなく、理想もなく、ただ淡々と破壊され尽くされようとしたとき、それらは唐突にすべての活動を停止した。
突然起こったその事態に人々の理解が及ぶことはなかったが、ゴーレムとその製作法を禁術とし、二度とこのような事態が起こらないよう、多重の封印をかけて各シティの奥へと隠した。人々は、鉄、火薬、蒸気など機械の力に、“エンチャント”と呼ばれる力を応用し、世界をよみがえらせていった。
しかし、いまその古の力を復活させ、己の欲望のために使用せんとするものがいた。人はまた同じ過ちを繰り返そうとしているのか…。
「eM」は、上記のプロローグにもある通り、「エンチャント」と呼ばれる論理魔導科学によって生み出されたものが世界を形成している。これは、武器や防具といったアイテムはもちろん、戦闘に使役する「ゴーレム」と呼ばれる召喚獣など、すべてエンチャントによって作り出されているということだ。
プレーヤーは、この世界において、ヨコハマシティの全寮制エンチャンター養成軍事学校に所属する主人公・アツマとなり冒険を行っていくことになるわけだが、アツマは「物質にかけられたエンチャントを無効化してしまう」という特異な右腕を持っている。
この右腕が、冒険の引き金となるのだ。というのも、不注意によってその右腕の力を過って使用してしまったアツマは、それによってデビルゴーレム「クイーンオブアイス」という、伝説のゴーレムウォーで使用された史上最悪のゴーレムを復活させてしまうこととなるからだ。
ちなみに「デビルゴーレム」とは本作において、最もキーとなる存在。通常のゴーレムよりも強力な能力を有し、精緻かつ芸術的な神技の結晶、“神にもっとも近い存在”と言われている。また、出自がまったく不明で、突然現れたとされており、ゴーレムでありながら、自らの意思さえ持っていたと伝えられている。
ゴーレムウォー終結後は、そのあまりに強大な力のため、「シティ」と呼ばれる都市の奥底深くに、再度災いが起こらないようにと厳重に封印されたのだが……この存在をアツマが呼び覚ましてしまったというわけだ。
ちなみにアツマが呼び覚ました「クイーンオブアイス」は「氷」の属性に特化した戦闘型ゴーレムで、女性の形態を持ち、高度な知性を持っている。ただ、人間の人格に比べると明らかに必要なものが欠けている。分子の動きを膨大なエーテルによって遅延・固定・収縮化することによって、絶対零度さえ操ることができる力の持ち主とのことだ。
「クイーンオブアイス」との出会いにより、自らの運命に翻弄されていくアツマ。この旅の果てに、アツマが辿り着く答えと衝撃の真実とは……今後の情報を楽しみに待っていてもらいたい。
新しい仲間たち、そして恋の予感
自らが抱える大きな運命に翻弄されるアツマではあるが、親友であるトウヤをはじめ、旅の苦楽をともにしてくれる多くの仲間がいる。今回はアツマのもうひとりの親友とヒロイン的キャラクターをふくめた3人を紹介する。
マコト
カリン
ライガ
貿易で栄える巨大な海上都市「ヨコハマシティ」
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