レビュー
2005/08/25 13:40 更新


“アクションゲームの面白さ”その答えがここにある (1/2)

歴代のソニックシリーズから9本を選んで収録したのが、この「ソニック ジェムズコレクション」だ。2002年12月発売の「ソニック メガコレクション」と合わせることで、ソニックシリーズの系譜をより詳しく知ることができる。ファンならずとも必携のアイテムだ。

あなたはソニックを知っていますか?

 ゲームに関心のある人なら“なにを愚問な”と思うかもしれない。だが、2005年の今となっては、この質問も結構現実味を帯びている気がしてならない。現在15歳の人の場合、小学生になってゲームにさわり始めたとすれば、だいたい1998年あたりから、ということになる。すでにプレイステーションに代表される32ビット機の時代だ。それ以前の16ビット機の時代となれば、知らない人のほうが多いだろう。

 TVなどで、昔の有名人を取り上げて現代の人がどれだけ知っているかを試す企画があるが、あれと同じように今の小学生に“ソニックって知ってる?”と聞いたら、YESという答えは、いったい何パーセントになるのだろうか。

 まして、ソニックシリーズを実際にプレイしたかとなると、さらに不安が募る。まったく触れたことのないという人も、予想以上に多い気がしてならない。なにしろ、ソニックはその活躍の主要舞台が、メガドライブとゲームギアだったのだから……。

 だが、そこはさすがに過去の名作、コレクションとして復活することがある。これは往年のファンにとっては懐かしいし、現代のプレーヤーには旧作を知る良い機会となる。

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青いハリネズミこと「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」。セガの幾多のキャラクターの中でも、もっともその名を知られた存在だ

ビギナーズ向け簡単ソニック講座

 ゲームとしてのソニックシリーズを楽しむのに、別に前知識などいらないが、それでもシリーズがどうやって発展してきたか知っておくと、その楽しみ方も変わってくる。ここではごく簡単に、ソニックシリーズの歴史を紹介しておこう。

 ソニックシリーズは、1991年7月にメガドライブで発売された「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」から始まる。徹底的にスピード感を重視した演出が人気を呼び、1992年11月には「ソニック・ザ・ヘッジホッグ2」がリリース。ここで2P用キャラクターとして、キツネのテイルスが初登場する。

 さらにその2年後の1994年5月には「ソニック・ザ・ヘッジホッグ3」が発売。この作品では、ハリモグラのナックルズが登場した。この3本がいわばメインとなる。ここから生まれた、さまざまな作品群がソニックシリーズを構成しているわけだ。

 ソニックシリーズは、メガドライブ以降のセガハードのほとんどで発売されている。中には、海外のみで発売されたタイトルも存在する。そしてセガがハードから撤退してからは、ゲームボーイアドバンスやゲームキューブに引き継がれ、その数を増やしている。その合計は、他機種への移植も含めると、30本以上になるだろう。

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シリーズが重なるにつれ、レギュラーキャラクターも増えてきた。「ソニック・ザ・ファイターズ」ではそうした面々が、「バーチャファイター」ばりの格闘アクションを繰り広げる

まずはコレクション第1弾のラインナップをご紹介

 「ソニック ジェムズコレクション」は、ゲームキューブで発売された2作目のコレクションだ。前作にあたるのが2002年12月発売の「ソニック メガコレクション」。ここには、以下の7本のタイトルが収録されていた(隠しゲームを含めると本数はもっと増えるが、ここではそれは除外する)。

タイトル元ハードジャンル発売年
1.ソニック・ザ・ヘッジホッグメガドライブアクション1991
2.ソニック・ザ・ヘッジホッグ2メガドライブアクション1992
3.ソニックスピンボールメガドイラブピンボール1993
4.ソニック・ザ・ヘッジホッグ3メガドライブアクション1994
5.ソニック&ナックルズメガドライブアクション1994
6.ソニック 3Dブラストジェネシスアクション海外発売のみ
7.ドクターエッグマンのミーンビーンマシーンジェネシスパズル海外発売のみ

 このように、前作はメガドライブでリリースされたタイトルのコレクションだった(ジェネシスは海外でのメガドライブの名称)。すでにセガサターン時代に「ソニック ジャム」というタイトルがあり、こちらには、前述のリストのうち、代表作といえる1、2、4、5の4作品が収録されていた。

 これらはソニックシリーズ中でも、もっとも人気の高いタイトルである。音楽で言えば、ベスト盤といったところだろうか。これに対して「ソニック メガコレクション」は名の通り、メガドライブ時代の作品を網羅している。いわば、レーベル限定のシングルコレクション。海外発売のみのタイトルも加えられ、いっそう充実したラインナップとなっているのが特徴だ。

続いて今回のラインナップを紹介

 さて、これに対して今回のラインナップはどうだろうか。

タイトル元ハードジャンル発売日
1.ソニック・ザ・ファイターズアーケード格闘アクション1996
2.ソニック・ザ・ヘッジホッグCDメガCDアクション1993
3.ソニックRセガサターンレース1997
4.ソニック・ザ・ヘッジホッグ2アクションゲームギア1992
5.ソニック&テイルスアクションゲームギア1993
6.ソニックドリフトレースゲームギア1994
7.ソニック&テイルス2アクションゲームギア1994
8.テイルスのスカイパトロールアクションゲームギア1995
9.テイルスアドベンチャーアクションゲームギア1995

 ゲームギアからの移植が圧倒的に多い。なんと全体の3分の2にあたる。ところで、メガCDのタイトルが1本入っているが、これがなぜ前作に加えられていなかったかと考えると、メガドライブとメガCDはあくまでも別のハードという発想だから……。

 少し、しゃくし定規な気がしないでもないが、今回加えられてプレイ可能になったのだから、あまりうるさいことは言わなくていいかもしれない。

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発売当時の各作品のマニュアルも収録されている。とくにゲームギアやアーケードのインスト画像は貴重な資料だ

あえて昔のゲームを遊ぶ意味

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[水野隆志,ITmedia]

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