“終わらない翼”から“始まりの翼”へ――「バテン・カイトスII 〜始まりの翼と神々の嗣子〜」発売決定(1/2 ページ)

任天堂は、2003年12月に発売された「バテン・カイトス 〜終わらない翼と失われた海〜」の続編として、ニンテンドーゲームキューブ用ソフト「バテン・カイトスII 〜始まりの翼と神々の嗣子〜」を2005年12月に発売予定であると発表した。

» 2005年09月16日 10時00分 公開
[ITmedia]

 任天堂は、2003年12月にナムコより発売された「バテン・カイトス 〜終わらない翼と失われた海〜」の続編として、ニンテンドーゲームキューブ用ソフト「バテン・カイトスII 〜始まりの翼と神々の嗣子〜」を2005年12月に発売予定であると発表した。

 はるか昔、神々の時代――。立ち込める煙塵。揺れ動くひとつの影。目の前に広がるは神々の遺体。闇の眷属の力を得た、邪神マルペルシュロが起した大戦。
 大戦から1000年後。人々は空に浮んだいくつかの大陸に分かれて平穏に暮らしていた。しかし今、その大陸のひとつを支配する帝国アルファルドは、発達した科学技術を後ろ盾に、機械を使って全ての大陸を管理しようとする“マキナ化政策”(帝国アルファルドが進める機械化政策)を近隣諸国に広めようとしていた。
 ある日、帝国アルファルドが擁する精鋭暗黒部隊にひとつの大それた任務が下される。その中には精霊憑きの少年、サギの姿があった。失うものと、守るべきもの。それぞれのこころに秘める想い。様々な野望が渦巻く中、サギは真の目的を知る為、その一歩を踏み出すことになる。

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OPムービースクリーンショットその1
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OPムービースクリーンショットその2
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OPムービースクリーンショットその3
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OPムービースクリーンショットその4
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OPムービースクリーンショットその5
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OPムービースクリーンショットその6

 以上のストーリーからも分かる通り、続編とは言っても、本作は前作の時代より20年前が舞台となっている。主人公は「サギ」。前作の主人公「カラス」同様に精霊憑きである15歳の少年だ。ちなみに精霊とはプレーヤーキャラクターのことを指す。従来のRPGのような「プレーヤー=サギ」といったものではなく、「プレーヤー=サギに憑く精霊」となるわけだ。もちろんサギの操作自体はプレーヤーが行うが、この場合も“精霊(プレーヤー)がサギを操っている”と考えたほうが良いだろう。

photo サギ(男・15歳) 心の中にもうひとつの意識“精霊”を持つ少年。帝国のエリート集団とされる、暗黒部隊に所属する。明るく前向きで、素直な面を持つ反面、お金のためなら何かを犠牲にすることも厭わないところがある。ちなみに、暗黒部隊というのは、帝国アルファルドに本部を置き、帝国本来の部隊、帝国軍とは別に独自に徴兵を行う部隊。えり抜きの人間が集められ、帝国軍より遥かに高い待遇を受けることができる
photo 精霊を身体に宿すということは、とても稀で、運良く精霊の加護を受けた者は、大いなる知恵とちからを約束されるため、精霊憑きは伝説とまで称される

 従来のRPGとはアプローチの仕方が異なるだけに、最初は少し感情移入が難しいかもしれないが、慣れてくれば、第3者として本当に物語に参加している雰囲気を味わうことができるのが本作の一番の特徴で、より感情移入しやすい作りとなっているのだ(この辺りは前作をエンディングまでプレイしている人ならば大いに賛同してくれるはず……プレイしていない人はぜひ!)。ほかにもプレーヤーは、サギから選択を迫られたり、逆にアドバイスを与えながら、物語を進行させていくこととなる。

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サギから選択を迫られる場面

 なお、サギ以外にも人型機械の「ギロ」や、上2つの写真にてサギと会話をしている「ミリィ」など、名前だけ明かされている新キャラクターも存在するが、残念ながら詳細は明らかにされていない。また、続編ということで、前作でおなじみのキャラクターも多数登場し、語られなかった過去を垣間見ることができるとのことだが……。

舞台、そして戦闘システムはどう変わったのか?

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