王子三度カタマリ転がす――ナムコがPSPで「僕の私の塊魂(仮称)」発売

「塊魂」がいつでもどこでも転がせる! 今度の王子は星空ではなく島作り。大コスモの王様はもちろん健在。

» 2005年09月16日 20時02分 公開
[ITmedia]

 ふと「塊魂」をやっていて、街を歩いていると目に付くものを塊にし、転がしてしまう妄想にふけったことはないだろうか? あのゴミはどうか。郵便ポストは大丈夫か? 目の前の人だかりが邪魔だ。あのビルもこの街もどこかの国も……。その症状こそ、すべて塊にして転がしてしまう「塊魂」のトリコになってしまった証拠。私も王様にいろいろ無理難題を押しつけられてみたい。そんな全国の王様ファンもとい、「塊魂」ファンの皆さんにいきなり飛び込んだ朗報! あの王子と王様がPSPに舞台を移し帰ってくる。心優しい王様が、たくさんの動物たちの願いを叶えるために、王子が塊を転がし島作り。ナムコは7月7日に発売したプレイステーション 2用ソフト「みんな大好き塊魂」の熱醒めやらぬうちPSP版の「塊魂」を発表した。

 なんといっても前作との大きな違いは、対応機種がPSPであるということ。そこでPSPならではのさまざまな仕掛けが盛り込まれているようだ。詳細はいまだ伏せられているが、無線LANを使用しての4人同時プレイを実現する「対戦ゲーム」や、遊ぶたびにコースが変化する「ルート分岐」など、今までにない仕様が追加されている。

 さらに物語の目的もPSPナイズ。失った星空を取り戻し人々の願いを叶えるという目的から、失われた島を動物たちのために取り戻してあげることに。それもこれもすべては、さらにオシャレに磨きをかけた偉大なる大コスモの王様が優しすぎるから! 基本操作は従来どおりで、簡単かつ爽快。どこでも塊を転がすことができるようになる。

地球のとある海に、大小さまざまな島が集まった海域がありました。
そこは「楽園諸島」と呼ばれ、いろいろな種類の動物が、
自分たちにピッタリな島を見つけて住んでいました。
「ゾウの楽園島」「クジラの楽園島」などがあり、
それぞれが他の動物に気遣いすることなく、
ノビノビと暮らせるステキな島の集まりでした。
そんな穏やかな海域に、ある日とてつもない大波が押し寄せ、
幸せだった動物たちは、かわいそうにも漂流生活を始めることになってしまいました。
海を漂うカメは、とてもきれいな島を発見しました。
そこにはとても小さな人(王子)がいて、カメは王子に自分たちの不幸を打ち明けました。
それを聞いていた、偉大にして心優しい大コスモの王様が黙っているわけがありません。
「ナンテ カワイソウナ。ワタシガ 君タチノタメニ 島ヲ作ッテアゲル。ドンナ島ガ ホシイノカ 言ッテミテヨ」
という事で王子、出番です!

 遊び方はいたって簡単。主人公である“小さい人”こと王子が、「塊」を転がし、ステージに配置されたオモチャや置物や人間などを巻き込んで大きくしていくだけ。さまざまなものを巻き込んで「塊」を規定の大きさにしたり、指定された対象物をより多く集めたりすることが大体の目的。ただし、自分の「塊」よりも大きすぎるものは巻き込めず、速いスピードでこのような大きなモノや壁などに激突すると、塊が崩れ小さくなる場合もある。「塊」を大きくしていくと、段差を超えられたり、障害物を巻き込めるようになっていくなど、行動範囲が広がっていく。

 ご存じ主人公の王子はもちろんのこと、イトコやハトコも大量投入。彼らを巻き込んで集めることも目的となる。イトコやハトコはいたるところに潜んでいる。

左からキノコ、イチゴチャン、王子、マーン。一番目立ってないぞ王子! ちなみに王子はいまだに身長5cm
新しいイトコ(ハトコ?)も登場。え? 誰? 全員で何人いるのかは不明

 王子島(オウジジマ)の王子のもとに、自分達の島を失った沢山の動物たちがお願いしにやってくる。王子は彼らの願いにこたえるべく(王様に無理矢理)、モノがたくさんたくさんある地球の「ヒマワリ大陸」で塊を転がしていく。動物達のために塊を転がして島を作ることでゲームを進めていくのがメインのモードとなる。

王子島からはお椀に乗って移動する。まさに一寸法師の世界。櫂の代わりはお箸かと思いきやスプーン?
王子島にはさまざまな施設が備わっている
イトコやハトコが待つ島はこちら。やはりここもお椀で移動。こちらでキャラクターチェンジができる。中央の蔦はなんだ?
イトコやハトコの島以外にもお椀に乗って移動できるようだ。あの島は果たして? そういえば王様いない……

 先にも挙げたが新しいシステムとして、今作には「ルート分岐」が存在する。塊を転がせる範囲は家・町・市と数段階にわかれており、指定時間内に規定の大きさに達すると次に段階に進め、転がせる範囲が広がっていく。その際、前の段階での塊の転がし方によっては、次の段階の季節・時間帯などが変化するというのだ。このことにより、遊ぶたびに違うルートを楽しむこともできる。

わかりやすく比較。こちらは冬の昼
同じ場所で、こちらは夏の夕方
そして春の昼の様子。季節のうつろいで姿が変わる。もちろん巻き込めるものも……
僕の私の塊魂(仮称)
対応機種PSP
メーカーナムコ
ジャンルアクション
発売日2005年12月22日
価格5040円(税込)
仕様メモリースティックデュオ対応(容量未定)
プレイ人数1〜4人 対戦プレイ/無線LAN(アドホックモード機能)対応
(C)2003 2005 NAMCO LTD., ALL RIGHTS RESERVED.
画面は開発中のものです


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