レビュー
2005/11/10 14:24 更新

「魁!!男塾」レビュー:
男子たるもの常に闘いの中で男を磨き、男塾魂をその胸に刻むべし (1/2)

男達の熱き死闘を描き、週刊少年ジャンプ全盛期を盛り上げた宮下あきら原作の「魁!!男塾」が格闘ゲーム……、いや格闘芸武となってPS2に登場。男塾の塾生たち、桃や伊達、赤石、大豪院邪鬼らをその手で操る興奮。男塾を読んで育った男子ならば、この作品を手に取らないわけにはいかないだろう。

男塾名物「格闘芸武」で数々の死闘を勝ち抜け!

wk_1110otoko01.jpg  今から20年前の1985年、軍国主義教育をもって本当の日本男児を育て上げるといったショッキングな内容で連載が開始された「魁!!男塾」。宮下節全開のテイストが散りばめられた男臭いこの漫画は、関東豪学連との闘いが繰り広げられた驚邏大四凶殺あたりから注目されはじめ(もちろんそれまでにも油風呂などおもしろいエピソードは多数あり)、その後アニメ化ならびに劇場版の公開までされるほどまでに成長した作品である。ちなみに現在は、2代目の剣獅子丸らが活躍する「暁!!男塾」がスーパージャンプにて連載中。

 当時の男子達がのめり込んだ理由には、登場人物たちのほとんどがなんらかの武術をマスターしていて、己の持てる格闘技術をもって命をかけて闘う姿がそこにあったからだろう。驚邏大四凶殺の連載時に小学生だった筆者は、休み時間に校庭で同級生とPTA真っ青の男塾ごっこなんてものをやっていた。それだけに、やはりこの作品には特別な思い入れがあり、「魁!!男塾」の格闘ゲームというだけでかなりキャッチーなわけだ。

 そんな懐かしい気持ちをもちながらさっそくプレイ。使用できるキャラは男塾の面々に加え、天兆五輪大武会で登場し男塾を苦しめた対戦相手など総勢21人の“漢”達が顔を揃えている。ただ、デフォルトで使用できるのは一号生の8人だけ。残りは、ゲームを進めていくと出現するいわゆる隠しキャラなっている。そして、メインとなる死闘モードでは、この中から3人を選択してチームを組み、力を合わせ死闘を勝ち抜き真の日本男児たる姿を見せつけていく。

wk_1110otoko02.jpg

死闘モードはチームバトル。メンバーを3人選び闘いに挑む。闘いの最中は、魂ゲージを1本分消費すればいつでも仲間と交代ができるので、死んでしまう前のチェンジが勝負の重要なカギになる!

wk_1110otoko03.jpg

かつて週刊少年ジャンプで大人気だった「魁!!男塾」。連載中はだいぶのめり込んでいたので、あの熱い闘いが自分の手で繰り広げられるとあっては、男塾ファンの私にとってはかなりツボなゲームである

必殺技を駆使し、必殺奥義、超必殺奥義でトドメをさせ!

 攻撃方法の基本は弱攻撃と強攻撃。弱攻撃から弱攻撃、さらに弱攻撃から強攻撃など連続技へと派生させることができ、コマンド形式の必殺技へつなぐことも可能だ。しっかりと通常技をキャンセルして必殺技を出すことができ、コンボとなるのが侮れない。そして、画面下にあるゲージを溜めることで、必殺奥義や破壊力絶大な超必殺奥義が繰り出せる。プレイしていると感じるのは、展開はスピーディで、必殺技のアクションなどゲーム性としては2D格闘ゲームに近いということ。

wk_1110otoko04.jpg

キャラの描写は3Dだがゲーム性としては2D格闘ゲームといっていい。通常技をつなぎ、キャンセルできるところで必殺技へとつないで相手の体力を奪うのが効果的なようだ

 注目は必殺奥義や超必殺奥義。これらの技は、R1ボタンを押すとゲージを消費して発動する。すると、闘気のようなものを発し、それに相手が触れると技がでるようになっているのだ。そして見せ場はここからで、画面が切り替わりド派手な演出シーンへと発展するのだ。発動方法が複雑なコマンドを必要としないボタンだけの簡単なものなので、奥義の演出シーンを見る機会は多いだろう。もうこれだけで、男塾ファンの心をかなりつかんでいるのは間違いない。

 ただ、これらの奥義は当然CPUも使ってくるので、超必殺奥義を食らったときにはそのダメージの大きさに思わず怒りが込み上げるかもしれない。だが、そこはむしろ命をかけてくり出された奥義を食らってなお立っているほうが奇跡なのだと思い、ぐっと耐えるのが男塾で“漢”を学びし男子たる務めだろう。

wk_1110otoko05.jpg

注目の必殺奥義、超必殺奥義はR1ボタンで第一段階が発動。R1ボタン1回で必殺奥義、R2ボタン2回で超必殺奥義で、ガードされてしまう可能性があるにしてもかなり簡単に発動できる。奥義にしてはちょっともったいない?

wk_1110otoko06.jpg

wk_1110otoko07.jpg

発動に成功すると、専用のド派手な演出シーンが展開される。初めてこの演出で技をみたときには、思わず吹き出してしてしまった。この演出があることで、かなり男塾の色が濃く出されている気がする

 ゲーム全体のシステムもそんなに複雑なものでもないので、格闘ゲームが苦手という人でも気軽に遊べるかもしれない。ポイントは、ピンチ時にいかに仲間と交代するかだ。交代にはゲージを消費してしまうものの、控えにまわれば多少体力が回復する。死んでしまうと大きな戦力ダウンとなってしまうので、いつでも交代できるように、ゲージを使い切ってしまわないようにしよう。

wk_1110otoko08.jpg

ピンチになったら仲間とチェンジすることが重要。魂ゲージを消費してしまうが、死ぬまで闘うよりは交代をくり返して闘ったほうが有利に進められる。とはいえ、死んであとのことを仲間に託すというのも男塾的と言えばそんな感じもする(笑)

闘技場の仕掛けが勝負をアツくさせるに違いない!

      | 1 2 | 次のページ

[大戸島さんじゅうご,ITmedia]

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.


-PR-Game Shopping