レビュー
2005/12/15 10:00 更新

「リッジレーサー6」レビュー:
HDTVで見るリッジ、5.1chで聴くリッジは、なんとも刺激的 (1/4)

「次世代機だからって、ちょっとやそっとじゃ驚かないぞ」と生来のつむじ曲がりなところを発揮するつもりが……驚いた。圧倒的なリアリティで迫る高精細映像、その場にいるかのような音の包囲感。この完成度で本体と同時発売とは、いやはや恐れ入りました。

リッジがローンチで投入されたハードは栄える?

 12月10日、ついに日本でも発売されたXbox 360。そのローンチタイトルの中で、わたしが特に注目していたのは「リッジレーサー6」だった。開発期間は相当タイトなものだったと想像されるが、そんなことなど微塵も感じさせない完成度とボリューム感に、ナムコの底力を見た気がする。

 リッジレーサーシリーズはこれまでプレイステーション陣営を中心に展開されていたので、今回、Xbox 360向けに新作が投入されたことはちょっと意外に思えるかもしれない。しかし、過去にも海外市場のみだが任天堂ハードに供給されたことがある。そして、ローンチにリッジシリーズが投入されたハードは、いずれも普及台数を大きく伸ばしてきた。その法則がXbox 360にも当てはまるかどうかは何とも言えないが、少なくともナムコは、Xbox 360に対して旧Xbox以上に注力していくつもりなのだろう。

過去に発売されたリッジレーサーシリーズ
タイトルハード発売時期備考
リッジレーサーPS1994年12月PS本体のローンチ
リッジレーサー レボリューションPS1995年12月-
レイジレーサーPS1996年12月-
R4-リッジレーサーTYPE4PS1998年12月-
Ridge Racer 64ニンテンドウ642000年2月海外のみ
リッジレーサーVPS22000年3月PS2本体のローンチ
リッジレーサーズPSP2004年12月PSP本体のローンチ
Ridge Racer DSニンテンドーDS2004年12月海外のみ、DS本体のローンチ

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昨年発売されたのPSP「リッジレーサーズ」もあるが、ナンバータイトルとしてはPS2「リッジレーサーV」以来、約6年ぶりとなるXbox 360リッジレーサー6。Xbox 360に本腰を入れるというナムコの決意表明にも見える?

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起動すると、まずは往年の名作「パックマン」がお出迎え。720p表示の贅沢な「パックマン」だが、ここで遊べるのは1面のみ。ある条件を満たすとフルバージョンがプレイできる

アスファルトの質感、遠景の奥行き感が見事な720pの高精細映像

 Xbox 360の最大の特徴は、すべてのゲームがHD画質で表示されるということ。もちろん、このリッジレーサー6も720p(D4)出力に対応しており、Xbox 360本体に同梱されている「D端子 HD AVケーブル」でHDTVと接続すれば、極めて解像力の高い映像が楽しめる。

 その美しさ、緻密さは、一目見ただけで既存のゲーム機と一線を画したものであることを実感させる。まず目を引くのが、アスファルトの質感の高さ。路面の微妙な凹凸や、白線がところどころ擦れているあたりまで再現されている。また、遠方の風景が細部に至るまでしっかりと描き込まれていて、その距離感、奥行き感がとてもリアルに感じられる。素晴らしい。これだけのクオリティを持つ画がなめらかに動いているということに、感動すら覚える。

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720p、16:9ワイドでHDTVに表示した映像は、路面の質感がリアルで、わずかなでこぼこやラインの擦れまで表現されている。また、光に照らされたアスファルトの光沢感も見事で、コースによってはまばゆさを感じるほど

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遠くに見える景色の写実的な美しさに、思わずうっとり。コースの周囲に配置されたオブジェクトも多彩で、それが遠景と何ら違和感なくなじんでいるのがすごい

 映像表現に関して特に感心させられたのは、暗部の階調表現が豊かなこと。これまでのゲームの中には、暗い部分が黒くつぶれてのっぺりとした印象になったり、階調がなめらかでないため偽輪郭が見えるものもあったが、リッジレーサー6では暗部も濃淡変化がキレイに出ていて、違和感を与えない。

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画面ショットからは少しわかりにくいが、HDTVで動いている映像を見ると、陰になった部分も非常に細かな階調で描かれているのが感じられる

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[小泉公仁,ITmedia]

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