レビュー
2006/01/12 16:39 更新

「もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング」レビュー:
まだまだ脳は若返る。アナタももっと脳を鍛えてみませんか? (1/3)

“あなたの脳年齢は何歳?”。昨年、ニンテンドーDSに登場して以来、脳の若返りブームを起こした「脳を鍛える大人のDSトレーニング」。年末に登場した続編でブームはさらに加速するのか。

驚異のロングセラー

 2005年5月に発売された前作「東北大学未来科学技術共同研究センター 川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング」(以下、DSトレーニング)が、年末の任天堂の発表によれば、138万本を突破したそうだ。売上本数もさることながら、驚くべきはその売れ方にある。

 普通のゲームは、発売後2〜3カ月を過ぎると極端に売上本数が落ちるものだが、DSトレーニングは、発売後半年経っても売れ続け、クリスマス・年末商戦では、以前にも増して売れ行きが加速しているという。これは、中高年層や女性など、あまりゲームになじみのない層も取り込む「Touch! Generations」という任天堂の戦略が成功している証拠だろう。“安心して親子で遊べる定番ソフト”という位置づけを獲得したのも大きい。

 DSトレーニングに絞って考えると、その面白さの秘密は、適度な難易度と集中力が切れないうちに終わるワンプレイの短さにある。知らないことを詰め込む、受験勉強のスタンスではなく、落ち着いてやれば簡単にできることを、いかに速く的確にやれるかを競う。自然と集中力が高まっていくのが実感できる。また、グラフでの成績管理や、タッチによる直感的な操作もロングセラーの要因だ。

 ファミコン時代から“ゲームをすると頭が悪くなる”といった、根拠の薄いゲーム性悪説がはびこっていたが、使い方によってはゲームでも脳を鍛えることができる、そんなメッセージは、ゲームファンにとってはうれしい。

 今回の「東北大学未来科学技術共同研究センター 川島隆太教授監修 もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング」(以下、もっとDSトレーニング)も脳の鍛錬にはうってつけ。基本的に前作のシステムをベースにしているが、トレーニングの中身は一新され、バラエティに富んだメニューが用意されている。前作の脳年齢チェックで、最高の20歳をマークし続けている人や、前作のトレーニング内容にちょっと飽きてしまった人にも最適だろう。

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「漢字書取」や「算術記号」など、思わず挑戦してみたくなる問題がたくさんある

あなたも再び脳年齢チェック

 もっとDSトレーニングは、前作同様、基本的に2つのモードに分かれている。ランダムで出題される3つのテストを解いて脳年齢を計る「脳年齢チェック」と、複数の項目の中から好きなものを選んで毎日練習する「トレーニング」の2本柱。そのほかにも、名前を登録せず、すぐに遊べる「お手軽版」や、ソフト1本で1〜16人まで参加可能な通信対戦も健在だ。それではまず、脳年齢チェックの7つのテストのうちからいくつかを紹介しよう。

後出勝負

 グー、チョキ、パーのイラストと、“勝ってください”、“負けてください”という条件の文を見て、正しい手をマイクに向かって解答するテスト。マイクの感度はかなりよく、誤認識はあまりなかった。全40問でタイムを競う。

 勝つ手はすぐに思い浮かぶものの、負ける手となると混乱必至だ。こうした後出しジャンケンのゲームは、往年のTV番組「マジカル頭脳パワー」にもあったが、見るとやるとでは大違い。次第に頭がこんがらがる感覚は、悔しさ半分、楽しさ半分といったところだろうか。

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「声を出せる環境」を選んだときにプレイできる「後出勝負」。松嶋菜々子さんのCMでもおなじみ

漢字記憶

 画面に表示された36個の漢字を2分間で覚え、その後の3分間で覚えた漢字を右画面に書いていくテスト。前作でも、言葉を覚えるテストはあったが、今回は漢字にパワーアップしている。バラバラの単語を覚えるにはストーリーを作るのが一番なのだが、その点では前作よりも難しい。「極」や「処」といった抽象的な漢字をどうイメージするか……。

 また、せっかく覚えても、肝心の漢字が書けないという情けないケースも。筆者は、直前まで見ていたはずの「就」の字がどうしても書けず、悩んでいるうちに他の漢字の大半を忘れていた。

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28個の単語を覚える前作の「単語記憶」のパワーアップ版ともいうべき「漢字記憶」。思い出すときは頭が痛くなる!?

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[立花裕壱,ITmedia]

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