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2006/01/18 19:15 更新


付け焼き刃では絶対勝てない「スライムもりもりドラゴンクエスト2 編集部対抗対戦大会」に参加はした……

スクウェア・エニックスは昨年12月1日に発売したニンテンドーDS用ソフト「スライムもりもりドラゴンクエスト2 大戦車としっぽ団」の編集部対抗戦を本日開催。参加することになっていたのだが……。

「付け焼き刃」――〔鈍刀に鋼(はがね)の焼き刃を付け足したものをいうところから〕一時の間に合わせに、にわかに覚え込んだ知識や技術(大辞林より)

wk_060118sura01.jpg  スクウェア・エニックスが2005年12月1日にニンテンドーDS用タイトルで発売した「スライムもりもりドラゴンクエスト2 大戦車としっぽ団」を使用しての編集部対抗戦大会が本日行われ、各社から歴戦の勇者たちが集い、名誉と賞品のためにしのぎを削った。

 お誘いを受けるまま、我々ITmedia +D Gamesも確かにエントリーしていたのだが、すでに勝負はこの時についていたのかもしれない。甘く見過ぎていたのだ……。

 「スライムもりもりドラゴンクエスト2 大戦車としっぽ団」は、「ドラゴンクエスト」シリーズタイトル初のニンテンドーDS専用ソフトとして昨年発売。プレーヤーは、スライムとなって、街から連れ去られた仲間たちを救う冒険に出ることになる。ゲーム中では巨大なスライム型メカ“勇車(ゆうしゃ)”に搭乗し、さまざまな敵の大戦車と戦うイベントが挿入されていく展開。勇車での戦闘では撃ち出すアイテム(弾)が、勝敗を決める大事な要素となっており、プレーヤーはアイテムを集め、時には“レンキン”によって強力な武器を得ていくことになる。この勇車での戦いでは、ともに戦う個性豊かな仲間たちを選び、アイテムを選別し弾デッキを組まなくてはならない。そのためプレイスタイルは千差万別となり、“かならずこれで勝てる”という必勝デッキは生まれづらい仕組みになっている(もちろん勝率を上げるお約束デッキはある)。

 今回の編集部対抗戦では、ゲーム中の通信対戦機能を使った、「大戦車戦」で雌雄を決することになっている。大会では1対1対戦とエキシビジョンで2対2対戦が用意。トーナメントで優勝を目指すことになった。

 筆者はすっかり2対2対戦のみの助っ人要員で参加だと侮っていたのだが、実は個人戦にもエントリーされており、慌ててデッキを構築する始末。勝敗はより計算された“デッキの出来”と、スライムをいかに“上手に操れる”か、あとはアイテムを呼び込む“運”にかかっているといっても過言ではない。途端に嫌な汗をかく……。

 ルールは以下のとおり――。

  • 大戦車「ギャオックス」と「アルゴーン」は使用禁止(他の戦車はどれを使用してもOK)
  • 対戦マップはコロシアム(5分制限)
  • HPは300
  • 弾デッキの設定で、「ミラーシールド」は4枚まで(そのほかのアイテムの使用は自由)
  • 1対1対戦では、仲間を自由に使用可能
  • 2対2対戦では、仲間の使用を禁止とする
  • 当然だが、改造ROMの使用は禁止
  • 右側、左側は対戦時に決定

 大戦車「ギャオックス」と「アルゴーン」は、常に斧を振り下ろす動作で弾道を遮るという特徴を理由に、より公正になるよう使用禁止となった。また、「ミラーシールド」は大量投入すると試合がつまらなくなるということで4枚までとなった。これは各地で行われるゲーム大会でも公式ルールとして採用されている。優勝した編集部には、10万円相当の賞品が用意されているとあって、各編集部とも準備に余念がないようだ。

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 対戦は見応えあるものばかり。さすが普段からゲームに触っている猛者たちばかりで、その戦い方も実に個性的だ。例えば「大戦車」のセレクト。やはり戦いやすい「エリスグール」が主流となっていたが、中には「ウサンダー」や「バズーカボトル」など大戦車固有のドリル攻撃を持つものを選ぶ参加者も多数見受けられた。

 弾デッキは強力な「メラゾーマ」や「勇者の剣」を中心に、速度の速い「いんせき」や「金の矢」、当たるとでかい「イオナマイト」をメインに、「ミラーシールド」や「やいばのブーメラン」で防御を固めるのが主流だが、中には「とうがらし」で徹底的に弾を打ち落とし、大量の「バルカン砲」で削っていく戦法を取る参加者や、「かくれみの」と「スライムナイト」、おまけにこっそり「いかずちの杖」を担いで隠密行動で敵大戦車へ突入する者も出現。仲間の選択も個性出まくりで、「ゴーレム」をセレクトし、終盤の突入戦を豪快に粉砕して勝ち上がっていったり、「しんぷ」を随行させ対人アクションを有利に進めたりと、見ているだけで唸るものばかりだった。これに「スラ・ストライク」の個人技が加わることで、対戦は常に目の離せない展開ばかりとなっていた。

 勝負は大方の予想を覆し、短時間で決まっていったようだが、中には制限時間いっぱいまで一進一退の攻防戦を繰り広げ、リーダーの負けた回数での勝負となった取り組みも見受けられた。進行を進めていた開発陣も思わず賞賛する、そんなハイレベルな1対1対戦の勝負を制したのはVジャンプ編集部。ちなみに我々はどうなったかというと、まるで見せ場もなく1回戦で敗退……。「付け焼き刃」では無理ということを実証した。

 その後行われた2対2によるエキシビジョン対戦にも性懲りもなく参加。すでに「参加することに意義がある」と、弱気な発言どおり、ここでも見当空しく敗退。弾を撃つのに夢中になり、こっそり「かくれみの」で姿を消して侵入してきた敵に気づくのが遅れたのが敗因だった。いわゆるボンミス。そしてなによりも協力プレイで一番大事な“声をかけあう”ことを怠ったのが一番の原因だったように思う。

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急遽2対2対戦に参戦することにした開発陣チーム“達人”のふたり。左からプロデューサーの渡部氏と試合解説を担当していた藤本氏。余裕をぶちかましていたが、後半逆転され、両チームHPがゼロに。突入戦で多く負けていたのが原因で、1回戦で姿を消した……

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参加賞は「スライム」……。後日プレゼントします。せめてもの懺悔の意味もこめて

 現在、全国4カ所で順次開催されている「第23回次世代ワールドホビーフェア」でも、今回のルールが適用され大会が行われている。まだまだ思いもよらない戦法が飛び出すことを期待しつつ、筆者は泣きながら「レンキン」に励むことにした。とりあえず、なぜか作ってなかった「やいばのブーメラン」でも作ろうか……。

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最後に挨拶に立ったプロデューサーの渡部氏は、「ニンテンドーDSで“モリ”を出せと言われたら、『スラもり』を出すようにと、知り合いのショップに呼びかけたかいがあり、売上げも順調です。これからも盛り上げていけたらと思います」と会場を笑わせ編集部対抗戦大会を締めた

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[加藤亘,ITmedia]

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