レビュー
2006/01/26 14:00 更新

「アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女」レビュー:
荒んだ心を詩で癒す――大作RPGを押しのけてでも遊ぶ価値あり (2/5)


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 この世界観やストーリーもさることながら、ゲームを起動して最初に流れる曲にも注目だろう。本作のディレクターは、アトリエシリーズ等のサウンドクリエーターを担当していた土屋氏。それだけに、音楽に関してのこだわりは並々ならぬものがある。

 ボーカルは、オープニングとエンディングを含めて12曲が収録されており、これ以外にも民族音楽を彷彿とさせるBGMが数多く入っているのだ。本作に参加しているアーティストは霜月はるかさん、志方あきこさん、みとせのりこさん、石橋優子さんの4名。ゲーム中に登場するレーヴァテイルたちが謳う詩は、彼女たちが奏でてくれるものなのだ。これだけの豪華なアーティストが集まるタイトルは例がなく、本作がいかに音楽に力を入れているのかがうかがえるだろう。

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オープニングは、志方あきこさんが歌っている。その心に染み渡るボーカルに、虜になってしまう人もいるのではないだろうか

 実際に、場面が切り替わりBGMが新しくなるたびに、背筋が震えるほど感動する曲が耳から流れてくるのには、もはや驚くほかなかった。ハズレのBGMがひとつもないというのは、通常のゲームではそうそうありえないわけで、曲にうるさいプレーヤーでも必ず満足できると言えるだろう。さらに、収録されているボーカルも絶妙の場面で流れてくるため、ゲームの雰囲気を非常にうまく盛り上げてくれる。評価も高く、ファンも多い4人のアーティストが歌っているだけに、ボーカル買いするのも間違ってない選択肢と断言できる。

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ウイルスと戦うライナーたち。ここでは、バックにBGMではなくボーカルが流れる

バランスの取れた、爽快感タップリの戦闘システムは秀逸

 ゲームシステムは特に難しいものでもなく、ワールドマップでは行きたい場所を選んで決定するだけ。すると、街なら再び行き先を選ぶことになり、フィールドであればキャラを移動させることになる。フィールドマップは斜め上から見下ろした視点となり、キャラや背景は2D表示だ。この辺りは開発元のガストとしてのこだわりがあるようで、暖かみのある雰囲気は今回も健在。

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広大な世界ではあるが、移動は非常に簡単。敵も出現せず、行きたい場所を選んで○ボタンを押すのみ

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街では、さらに行き先を選択する。様々な施設が揃っているので、全てに顔を出しておきたい

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フィールドマップは、ガスト作品お馴染みの2D画面。ドット絵で表示されているため、暖かみを感じられる。また、今作ではR2ボタンを押すことで、画面中央にエリアマップが表示されるため、非常に便利

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[篠崎薫,ITmedia]

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