誰もが知っている「テトリス」が、ニンテンドーDSによって生まれ変わる:「テトリスDS」レビュー(1/4 ページ)
1985年にテトリスが産声を上げてから20年あまり。新しい遊び方を提案する「テトリスDS」は、着実な進化を遂げて帰ってきた。懐かしさ以上の感動をも与える本作の魅力とは?
1985年に旧ソ連の科学者アレクセイ・パジトノフが開発した「テトリス」。そのシンプルなゲーム性から年齢を問わず、普段ゲームを遊ばないような人ですら楽しめるほど、ゲームの代名詞とも言えるタイトルになった。これは、日本だけに限った話ではなく、全世界で多くの人に親しまれるゲームとなり、今もなお世界中でテトリスが遊ばれている。そのテトリスの誕生から20年余り、今もっとも勢いのあるハード「ニンテンドーDS」でテトリスの最新作となる「テトリスDS」が発売された。「でも、テトリスでしょ?」と思うなかれ、今作のテトリスDSはハードの特徴を存分に活かした、新たな遊びを提供してくれている。今でも現役でテトリスを遊んでいるようなハードユーザーから、最近携帯電話で遊んだぐらいというライトユーザー、さらにはテトリス自体遊んだことがないという人まで、あらゆる人を満足させられると断言できるほどの完成度と言えるだろう。そのテトリスDSを、各モードと対戦に的を絞ってレビューしよう。
知っているようで知らない「テトリス」の基礎知識
世間一般的にテトリスと聞いて、そのゲーム画面が浮かばない人は皆無と言えるほど、現代人にとってテトリスというゲームはなじみ深いものになっていると言えるだろう。本作の内容とは若干ずれることになるかもしれないが、ここではテトリスというゲーム自体についてその歴史や背景などを紐解いてみよう。前述した通り旧ソ連の科学者アレクセイ・パジトノフが、1985年に当時の同僚とともに教育用のソフトとしてテトリスを開発。ルールはいたってシンプルで、上から落ちてくるブロック(本作では「テトリミノ」と呼ばれている)をフィールドに積み上げ、横1列が揃った場合はそのラインが消えるというもの。ブロックは4マスで構成されており、種類は7つだけ。と、これ以上は説明の必要がないほど、単純明快なものだ。しかし、その7種類しかないブロックを自分で回転させて積み上げるだけなのに、気がつけば時間を忘れるほどの中毒性を持っている。まぶたを閉じてもブロックが落ちてきたりするほどのめり込んだことは、誰もが一度は経験があるのではないだろうか。
そのテトリスが家庭用ゲーム機として日本で普及するキッカケとなったのが、1988年12月22日にファミリーコンピューター(以下、ファミコン)で発売された「テトリス」(発売:BPS)で、その販売本数は約180万本とも言われている。ただ、現在の一般的なテトリスとは、操作方法などが若干違うものとなっている。しかし、翌年の1989年6月14日にゲームボーイで発売された「テトリス」(発売:任天堂)が、約420万本を売り上げる爆発的なヒットを記録(ゲームボーイ史上最高記録。全世界では約3000万本以上を出荷)。本数からもわかるように、ゲームボーイ本体自体も売る「キラーソフト」となり、本体は持っていないがテトリスだけは持っている人が出るほどの一大旋風を巻き起こした。全国の大人から子供まで、外でゲームをすることが日常的な風景となったのもこの頃からと言える。また、通信ケーブルを使っての対戦もできるため、パズルゲームでありがちな1人で遊ぶという行為自体も打破することに成功した。
その後も、ハードの垣根を越えて、多くのテトリスが発売されて行くことになり、代表的な所では1998年10月21日にゲームボーイカラーの本体と同時発売された「テトリスDX」(発売:任天堂)などがある。そして、現在もっとも勢いのあるハード「ニンテンドーDS」にて、最新作「テトリスDS」が4月27日に発売されたというわけだ。
これを知っているだけで、戦略が大きく変わるテクニックの数々!
ここでは、テトリスDSで使われているテクニックや用語について触れておこう。「テトリスのルールなら知っているから説明書も読んでない」という人ほど必見。知っておくとゲーム内容がよりおもしろくなったり、対戦で有利になったりと利点は多いからだ。本作は落下したあとでも、わりと長い時間テトリミノを回転させることができるため、ギリギリのところで生き延びることも可能となるのだ。また、着地後にテトリミノを回転させれば、通常では戻れないような形でブロックを昇っていくこともできたりする。特に重要なのは以下の4つ。それぞれ写真を踏まえて解説しよう。
高速落下
十字キーの下を入れることで、テトリミノの落ちる速さが増すという操作方法。これは、隙間が空いている様な場所に、テトリミノをずらして入れたい時などに重宝するテクニックだ。ハードドロップと違い、下を押している間だけ速くなるため、少しでも入れる場所に近づけたい時に使うといいだろう。落ちてくるのをボーッと待っている間にも、相手はどんどんテトリミノを積んでくる、1秒でも早く次の手を打つためには重要なテクニックだ。
ハードドロップ
十字キーの上を押すことで、テトリミノを一気に下まで落とすテクニック。これは高速落下と違い、一度押したら即座に下に落ちてしまう。「ブロックのかげ」が出る状態にしておけば、どこに落ちるのか瞬時に判断できるため、より効果的に使うことができるようになるぞ(かげのアリナシはオプションで設定可能)。このテクニックを使えるかどうかが、対戦で勝ちきれるかの最初の壁となる。ハードドロップを使えれば、次々とテトリミノを積み上げていくことができ、より多くのテトリミノを使うことができるからだ。多く積むことができれば、より相手に対して有利な状況を作りやすくなるわけで、ハードドロップを使えるか否かは雲泥の差と言える。対戦でなかなか勝てないという人は、まずはハードドロップを使えるように練習しよう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
-
生後5日の赤ちゃん、7歳のお姉ちゃんから初めてミルクをもらうと…… 姉も驚きの反応がかわいい
-
9カ月の赤ちゃん、バスで外国人の女の子赤ちゃんと隣り合い…… 人生初のガールズトークに「これは通じあってますね!」「ベビ同士の会話、とろけます」
-
【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
-
「妹が入学式に着るワンピース作ってみた!」 こだわり満載のクラシカルな一着に「すごすぎて意味わからない」「涙が出ました」
-
大谷翔平選手、ハワイに約26億円の別荘を購入 真美子夫人とデコピンとで過ごすかもしれないオフシーズンの拠点に「もうすぐ我が家となる場所」
-
「ケンタッキー」新アプリに不満殺到 「酷すぎる」「改悪」の声…… 運営元「大変ご迷惑をおかけした」と謝罪
-
「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
-
「ハーゲンダッツ硬すぎ!」と力を入れたら……! “目を疑う事態”になった1枚がパワー過ぎて約8万いいね
-
「そうはならんやろ」をそのまま再現!? 「ガンダムSEED FREEDOM」のズゴックを完全再現したガンプラがすごすぎる
- 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
- 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
- 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
- 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
- “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
- 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
- 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
- お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
- 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
- 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
- フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
- 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
- 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
- フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
- スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
- 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
- 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
- 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
- がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
- 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」