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2006年08月13日 03時15分 更新

30人抜きなるか? 宇多田ヒカルさんが「テトリスDS」でユーザーとガチンコ勝負

2006年8月12日、東京・有楽町にある東京国際フォーラムで、歌手の宇多田ヒカルさんとニンテンドーDS用ソフト「テトリスDS」で1対1の対戦ができるクラブニンテンドー会員限定キャンペーン「宇多田ヒカルとテトリス対戦!!」が開催された。
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 2006年8月12日、東京・有楽町にある東京国際フォーラムで、クラブニンテンドー会員限定キャンペーン「宇多田ヒカルとテトリス対戦!!」が開催された。本イベントはその名の通り、歌手の宇多田ヒカルさんとニンテンドーDS用ソフト「テトリスDS」(レビューはこちら)で1対1の対戦ができるというもの。事前に行われたキャンペーンに応募した人の中から抽選で30人が参加した。

 ステージに現れた宇多田さんは“ちょっと緊張しています。ライブではここまで緊張したことがないんですけど……対戦したこともあまりないので”とコメント。心の準備が整っていないという宇多田さんではあったが、「テトリスDS」をプレイする時には必須だというメガネを装着した後には、別人のように真剣な表情となっていたのが印象深かった。


photo 宇多田ヒカルさん

 そして始まった30番勝負の1戦目。ここは何としてでも勝っておきたい宇多田さんだったが、スタート直後に“全然感触が違う。何これ?”と声を発するなど、使い慣れている自身のニンテンドーDSでなかったことが影響したのか、致命的なミスを連発。あっという間にブロックが積み上がり、わずか58秒での敗戦となった。

 “マジで! すごい悔しい!! ありえない!”とショックを隠さずにいられない宇多田さん。これを引きずってしまったのか、続く2戦目でもミスがなくならずに敗戦。2連敗という悪夢に“何で? 自分の(ニンテンドーDS)でできないんですか?”と、MCに詰め寄る場面もあったが、参加者も同条件であることから認められず。せめてもの抵抗なのか、なじませようとボタンを押し続けている宇多田さんからは、5歳のころからプレイしているという「テトリス」への並々ならぬ情熱がうかがえた。

 インターバルのわずか数十秒でボタンがなじむわけはないのだが、気持ちの切り替えができたのか、3戦目はミスもなく初勝利を手にする。“ようやく勝った。やった!”と喜ぶ宇多田さん。この後は噂にたがわぬ実力を示し始めた宇多田さんが10連勝を飾り、前半戦を11勝3敗で終えた。


photo 対戦中の表情は真剣そのもの
photo 負けて悔しさを爆発させる宇多田さん
photo 2連敗後、ようやく勝利してほっとひと息。ガッツポーズも出ました

 休憩をはさんでからの後半戦。ステージに登場した宇多田さんは“これからはもう負けない”と自信たっぷりに語る。驚くべきはこの言葉が現実のものとなってしまったことだろう。そう、後半の13戦を全勝したのである。何が変わったというわけではない。ミスによるピンチは何度もあった。だが、その度に驚異的な粘りで逆転し続けたのである。さらに言うならば、そのほとんどが60秒以内に決着がつく早い展開。短時間で勝負を決めているため、疲労も蓄積しないというわけだ。

 ミス頼みではなく、宇多田さんに真っ向から勝負を挑み、勝てる人物は存在しないのか? そんな会場の空気が伝わったのか、ここで任天堂の開発スタッフ2人とのエキシビジョンマッチが実現する。“対戦できるだけでも光栄です”と謙虚に語る宇多田さんではあったが、その表情は自信に満ちあふれていた。対する開発スタッフは“看板背負ってきてますから、勝たないといけません”とコメント。そして、お互いの意地と意地がぶつかり合うガチンコ勝負の幕が開けた。

photo 対戦の様子その1

 結論から先に言ってしまうと、1人目の開発スタッフに対して宇多田さんは完敗だった。自身のミスではなく、普通に負けたのが相当悔しかったのか、“先に3勝したほうが勝ちでどうでしょう?”とルール変更を求める宇多田さん。何とこれが認められ、勝負が続くことに。しかし、開発スタッフは本当に恐ろしいまでに強く、宇多田さんは何とか1勝をもぎ取るも、1勝3敗での敗北となった。

 続く2人目の開発スタッフとの対決でも、先に3勝したほうが勝ちというルールを採用。こちらは実力がかなり拮抗(きっこう)していたのか、1本目と3本目を開発スタッフ、2本目と4本目を宇多田さんが制し、一進一退の攻防が繰り広げられる。そして迎えた運命の5本目。土俵際まで追い込まれた宇多田さんではあったが、この日何度も見せた脅威の粘りをここでも発揮し、見事な逆転勝利を収める。ガッツポーズを見せて喜びを爆発させる宇多田さんに対し、開発スタッフからは“『本気』でやったんですが……駄目でした”という最大級の賛辞が贈られた。

photo 対戦の様子その2

 開発スタッフとのエキシビジョンマッチ終了後には、残り3人のイベント参加者との対戦を実施。彼らはイベント前に参加者のみで行われた対戦を制した猛者であり、かなりの好勝負が期待された。しかし、開発スタッフの1人に勝利したことで、さらに自信を深めた宇多田さんの勢いは衰えず、猛者たちでも1勝を上げるのが精いっぱい。結果、トータルの成績は宇多田さんの26勝4敗となった。

 最後にあいさつを行った宇多田さんは“自分の仕事の宣伝とかではなく、遊びにきただけだったんですけど、本当に楽しかったです。今日はありがとうございました”とコメント。自らの実力が本物であることを証明できて、ご満悦の様子だった。

[遠藤学,ITmedia]

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