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2006年09月29日 01時29分 更新

「PSPはカーナビになりました」――GPSレシーバー+カメラで広がるPSPの世界 (1/2)

携帯ゲーム機としての用途だけでなく、“多目的なデジタルデバイス”として進化を続けているPSP。年末からは本格的なカーナビ用途にも使える「MAPLUSポータブルナビ」をはじめ、さらに幅広いユーザーに向けたPSPの商品展開が本格化するようだ。
wk_060928gps31.jpg PSPの上部にあるミニUSB端子に接続する「GPSレシーバー」。透明のアクリルパネル部が人工衛星から電波を受信するアンテナとなっており、左側のネジを締めてPSPに固定する

 PSPの機能を拡張するオプションとして、すでにSCEは「PSP用カメラ」(11月2日発売予定)、「PSP用GPSレシーバー」(12月7日発売予定)を発表しているが、東京ゲームショウ2006(以下、TGS)では新作のゲームタイトルに加え、さまざまなPSP用拡張ハードに対応したソフトも数多く展示されていた。なかでもPSPのニーズを大きく変えるもののひとつとして期待できるのが、エディアから発売されるポケットサイズのナビゲーションシステム「MAPLUSポータブルナビ」だろう。


wk_060928gps30.jpg 2006年12月登場予定のPSP用「MAPLUSポータブルナビ」。価格は未定だが、従来のハンディータイプGPSナビと比べてもカラー液晶、全国地図データが入っているためかなり“お値打ち”なGPSナビである(※画面はハメコミ、掲載した画面はいずれも開発中のイメージです)

 「MAPLUSポータブルナビ」はUMD1枚に全国の道路地図と施設情報が収録されており、徒歩や自動車のルート検索が可能。PSP専用GPS「GPSレシーバー」を組み合わせることで移動中でも現在位置をリアルタイムに追跡し、地図と道順を表示しながら目的地まで案内してくれる本格的なGPSナビソフトだ。

 TGSでは画面のみの出展だったため、実際の使い勝手まではチェックできなかったが、PSPの特長である4.3インチのワイド液晶画面の特性をうまく生かしたポケットサイズのナビとなっていることは確か。価格設定にもよるが、本ソフトの登場によりカーナビ(価格帯は10〜20万円)やハンディーGPS(ナビ機能よりも位置情報検索がメイン)といった従来のGPS市場だけでなく、バイクや自転車、旅行やアウトドアでも手軽に使えるリーズナブル&ポータブルユースな“GPSナビ”の市場が大きく拡大する可能性は高い。周辺機器メーカーから車やバイク、自転車などに装着するスタンドの登場も待たれるところだ。

wk_060928gps01.jpgwk_060928gps02.jpg 実機のPSPではこのように表示される。自宅や会社のスポット登録が可能なのはもちろん、曲がり角手前で2画面分割表示に切り替わる交差点拡大表示もワイド画面のおかげで見やすい

wk_060928gps03.jpgwk_060928gps04.jpg オートルート機能を備えているため、目的地を設定するだけで到達予定時間や進路変更ポイントを自動でナビゲーションしてくれる。自動車のほか徒歩を使ったルート検索も可能とのこと

 なお「MAPLUSポータブルナビ」の発売にあわせて開設されるWebサイトでは、目的地の設定や周辺検索に活用できる施設情報や最新情報を配信する予定となっている。こちらはメモリースティックDuoにあらかじめダウンロードすることで、機能を拡張できるようになっている。発売時期は2006年12月中旬、価格は未定。なお、TGSでの完成度は40%とのこと。

その他のGPS対応ソフトウェアも続々登場。GPSでアソビが変わる

 「MAPLUSポータブルナビ」といった実用ソフト以外にも、PSP用「GPSレシーバー」の登場にあわせ数多くのGPS対応ソフトが登場する。興味深いのはエンターテインメント色の強いPSPらしい、従来のハンディーGPSにはないソフトラインアップとなっているところだろう。中でも「みんなのGOLF場(仮)」は、発表されればゴルフ好きにはかなり注目されるはず。

リアルゴルファーに強い味方〜現場で役立つゴルフ攻略ツール――「みんなのGOLF場(仮)」

wk_060928gps07.jpg 実際のコースラウンド中に利用する“GPSモード”は、画面を縦にして使用する。ティーショットからグリーンやバンカーまでの距離がリアルタイムに表示されるので、コース攻略では非常に役立つ

 PSPで定番人気の「みんなのGOLF」シリーズに、日本全国のリアルゴルフコースを収録した“ゴルフ攻略ツール”が登場。本作の特徴は、ゲーム中のキャラクターにプレーヤー自身のリアルなショットデータ(飛距離や球筋など)を記録させ、「みんGOL」の操作感覚で“自分の分身であるキャラクターが各地の実在コースをお試しラウンドをまわれる”面白さにある。つまり週末にゴルフの予定が入っている時に本作でそのコースを“予習”しておけば、ラウンド攻略中の大まかなシミュレーション、さらに各ポイントにおけるコースマネジメントができてしまうわけだ。

 そしてさらに本作の魅力は、収録されたコースであれば“実際のゴルフコースをGPSでナビゲーションする攻略アシストツール”にもなる点だ。GPSレシーバーによってそのコース状の現在地が表示されるのはもちろん、障害物の位置、グリーンまでの距離を正確に表示されるため、ラウンド中のイメージ攻略にも最適。スコア管理もでき、まったく新しいエンタテインメントゴルフ攻略ツールにもなる。ゴルフの楽しさをさらに広げる、新しいコンセプトウェアだ。発売時期は2007年、価格は未定。なお、TGSでの完成度は30%とのこと。


wk_060928gps05.jpg 日本全国のゴルフコースが今回の戦いの舞台。ゲームシステム自体は「みんなのGOLF」とほぼ同じものが踏襲されている。収録されるコース数はまだ未定
wk_060928gps06.jpg オリジナルキャラクターも作ることがもできるが、自分の腕前を素直に入力すれば“自分の分身”をコース上でラウンドさせることが可能になる。ここは見栄を張らずに(?)、正確にプロフィールを入力しよう

wk_060928gps08.jpgwk_060928gps09.jpg 実機のPSP映像ではこのようになり(画面は参考写真)、スコアやメモなども残せるようだ。発売されたら新しい時代のゴルフ攻略ツールとして人気が出そう
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[小林仁,ITmedia]

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