レビュー
2006年11月01日 11時00分 更新

「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」インプレッション:

新世代のリンクよ! リモコンを振りヌンチャクを回せ――「ゼルダの伝説」 (1/3)

12月2日にWii本体との同時発売を控えた「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」を遊べるところまで遊び、行けるところまで行った、その模様を激アツリポート。リンクが右利きになっても、ゼルダはやっぱりゼルダでした!

ゼルダのためなら、え〜んやこ〜ら

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 天高く馬肥ゆる秋の昼さがり、都内某所で「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」を世界最速でプレイできるという機会をいただいた。

 思い起こせば、筆者と「ゼルダの伝説」の出会いは、まさにその誕生から。ディスクシステムで登場した「ゼルダの伝説」は、従来のファミコンのゲームから大きく進化したタイトルとして、当時まだ子どもだった筆者にも発売前情報からわくわくさせてくれるものがあった。実際にプレイしてみて、その独特のファンタジーな世界観と、広大なマップ、刺激的な謎解きやアクションに夢中になったものだ。

 その後も、「ゼルダの伝説」シリーズについてはほぼすべてプレイしてきた。ちなみに、好きな“ゼルダ”は、「ゼルダの伝説 夢をみる島DX」と「ゼルダの伝説 時のオカリナ」。「ゼルダの伝説 ムジュラの仮面」もかなり好きではあるが、「時のオカリナ」の完成度に軍配を上げたい。

 そんな“ゼルダ”大好きっ子(子という歳でもないが)な筆者なので、今回、発売の1カ月前に最新作「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」をプレイできると聞いて、正直、遠足前の子どものようにわくわくしてしまった。

まずはデモムービーでテンションを高める

 最初にお伝えしておくと、今回プレイできた「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」は、任天堂の新世代ハード「Wii」版の方である。ちなみに本作と同日にニンテンドーゲームキューブ版の「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」がオンライン専売で発売される。

 会場にたどりつくと、同行の記者Kがすでに本作をプレイしていた。「長時間だけどがんばってね」とWiiリモコンとヌンチャクを渡された筆者は、しかしすぐにはボタンを押さない。タイトル画面で操作をせずにほったらかしていると流れるデモムービーが観たかったのだ。

 常日頃の筆者の習慣として、ゲームを起動したら、まずはタイトル画面からのデモシーンを確認する、というものがある。デモシーンを垂れ流しながら説明書を何となく読む、という時間は、これからのプレイに対する期待もあいまって独特の楽しさがある時間だ。今回は特に取扱説明書などは受け取れなかったが、日頃の習慣に従ってしばらくタイトル画面をほったらかすと、ドラマチックなムービーが始まった。

 正直、筆者としてはここだけでもおなかいっぱいだ、というくらいに、気分が盛り上がった。これから訪れるであろう場所、出会うであろう人々、体験するであろう冒険が、映画の予告編のように次々と流れるのだが、とにかく壮大でドラマチック。音楽もすばらしく、基本は新曲のようであったが、随所に「ゼルダの伝説 時のオカリナ」などで使われたメロディが盛り込まれ、うかつにもうるっと来てしまった。これでもし初代「ゼルダの伝説」のテーマ曲まで入っていたら、確実に涙がこぼれていたであろう。というくらいに、期待度満点のムービーだった。いやがおうにもテンションはあがるというものだ。

 さて。ムービーで悦に入っている場合ではない。余すところなく本作を堪能し、そのインプレッションを皆様にお伝えするという義務がある。AボタンとBボタンを同時に押していよいよ本編スタートだ。

平和な村で、まずは何をしようかな?

 ゲームがスタートすると、まずはプレーヤーキャラに名前をつけるところから始まる。「リンクは誰が何と言おうとリンクなのです!」というこだわりがあるわけでもなく、いつもは好きに名前をつける筆者ではあるのだが、ここは細かいことを言わず素直に“リンク”にすることにした。

 冒頭はリンクの家から始まる。「ゼルダの伝説 時のオカリナ」のリンクの家と同様に木作りの家だ。リンクは青年の姿をしており、その表情はとてもりりしい。ちなみにはじめは牧童の姿をしている。

 ヌンチャクのスティックでぐりぐりと自由に移動できることを確かめつつ、手探りでのスタート。ヌンチャク側についているCボタンを押すと自分視点になって周りを見渡せることも確認。自分視点の際、上下はリバース操作で左右はそのまま左右に動かせるのが初期設定だが、オプションで設定変更可能。また、「1」ボタンで全体マップを見ることができ、「2」ボタンで画面左下のマップのオンオフができることも確認できた。+(プラス)ボタンでメニュー画面(ここでセーブもできる)だ。家を出ると木々に囲まれた大自然の中に、ぽつんとリンクの家があることを知る。そのグラフィックは風の音や匂いまでも感じられそうなほどに丁寧でリアルに描かれている。

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 「ゼルダの伝説」でリンクが扱える動物といえば……馬! というわけで、本作ではいきなり馬に乗ることができる。もちろん「ゼルダの伝説」の馬といえばエポナだ。草笛(草を拾ってAボタン)を吹いてあげると、ファンにはおなじみの“エポナのテーマ”草笛バージョンが聴ける。エポナに乗って林の中を駆け抜けると、かなりの爽快感が得られる。「Aボタンでムチ打つことでダッシュできるが、ダッシュを続けるとへたばってしまう」という従来同様の操作で、しばし走りこんでみた。

 エポナに乗っているときに限ったことではないが、移動の操作で感心したのが、ストレスのないカメラワークだ。3D空間を自由に動き回れるアクションゲームの場合、最近の流れでは1つのスティックで移動、もう1つのスティックで視点操作、という操作方法が多く採用されている。しかし本作のスティックは1つしかない。ならば視点操作はどうやるのか、リモコン側でやるのか、というとさにあらず。視点カメラはおそらくもっとも見やすいであろうポジションを優先的に選んでくれるのだ。注目対象がない場合のZボタンで後方視点に戻せる、という操作はあるが、それがなくても十分なくらいにカメラワークは本当に優秀。3D空間を自在に動くゲームとしてはキモと言っても過言でない要素だけに、そこは抜かりなく作ってある、という印象を受けた。

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[仗桐安,ITmedia]

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