レビュー
2006年12月06日 19時38分 更新

「ネクロネシア Necronesia」レビュー:

その不気味さはトラウマレベル!――不快指数マックスの巨大昆虫たちから逃れられるか? (1/2)

少年のころ、誰もが夢中になったカブトムシやクワガタムシ。だが、そんな虫とは正反対の、不気味でおぞましい虫がタップリ現れるゲームが登場した。巨大で気持ち悪い虫をガンガン倒せるのが魅力の本作、そんな魅力があってたまるかと、虫嫌いな筆者が体験してみた。

巨大にしてはいけないものを巨大化させてしまった……

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 巨大昆虫が“これでもかっ!”と登場するアクションゲーム「ネクロネシア」が、スパイクより発売された。巨大化した虫や異様なモンスターたちの楽園となった無人島を西へ東へ駆け回り、鳥肌を立て、涙目になりながら、仲間を助けていくことが目的だ。本作の特徴は、登場する虫が、ゴキブリ、ゲジゲジ、カマドウマといった、いわゆる“ゲテモノ系”の虫ばかりということだ。Wiiの、ほのぼのとしたその他のローンチソフト(本体と同時発売タイトル)と比較すると、本作はホラー色が強いためか、ちょっとダークな印象が強い。

 今回本作をプレイする筆者は、虫という虫が大のニガテ。ヤツラの奇怪なフォルムやツヤ、異様なほど多い脚、そしてあの予測不可能な動きは、想像しただけで鳥肌が立ってしまう。そこまで駄目だと言っているにも関わらず、なぜこの編集部は涼しい顔で「プレイしてきて」とシレーッと言うのか。もしかして筆者は嫌われているのではないか、と本気で悩むほどショックを受けた。「虫好きなライターに書かせればいいじゃないですか!」と本気で訴えるも、ニヤニヤされるだけで結局取り合ってもらえず。やるしかないのかー。

wk_0601206ne21.jpg 不気味な外観の無人島。熱帯気候に属しており、豊かな自然に覆われている。多種多様な動植物が棲息することで専門家の間では有名

 さて、実際のプレイに入る前に、ストーリーをざっと紹介しておこう。本作の主人公は、大学生のレイ。ガールフレンドのミシェルが「研究レポート作るの手伝って〜ん」とお願いしてきたから(誇張含む)、無人島“ベルゼバーブ”へ探索に行くこととなったのだ。ちなみになぜか、友人のマイクも同行してきた。すったもんだがあって無人島に到着したが、あるハプニングで3人はバラバラに別れてしまう。こりゃイカン、ということで、ミシェル(とマイク)を助け出すため、島の奥へ足を踏み入れる……。

 というストーリーらしいのだが、正直そんな細かい設定より、いつ虫に飛び掛られるのかとそればかりが気になって、きっとゲームに集中できないだろう。つまり、レビューにならない。結果、原稿が確実に遅れる。それでも筆者に書かせると!? ……そうですか。あきらめてプレイします。

wk_0601206ne22.jpgwk_0601206ne23.jpgwk_0601206ne24.jpg 左から犬オヤジ、ゴリラ、ミミズ……もういや……

虫、ムシ、蟲のオンパレード

wk_0601206ne01.jpg こちらはトカゲ女。このほかにも、犬オヤジといった虫以外の生物も現れる。昔、ハエ男と女研究者の、ホラー&ラブロマン映画があったなぁと思い出してしまった。筆者は面食いなのでトカゲ女とラブロマンを繰り広げることはできない。というかもう萌えとかいえるレベルではない

 というわけで早速プレイ開始。実はWiiで遊ぶのが初めての筆者、あの話題を呼んだリモコン型コントローラーに触れるのもこれが初めてだ。本作は、リモコンを振り回すと、ゲーム中のキャラクターも武器を振り回すというシステムを採用している。バットやカマといった武器で巨大昆虫を殴りまくるという攻撃を、文字通り体感できるわけだ。ちなみに移動は、リモコンに接続する追加コントローラー「ヌンチャク」で行う。ヌンチャクについているスティックを動かして、キャラクターを操作できるのだ。

 ゲームを始めて、いきなり驚いたのが、森の暗さだ。ビビる筆者をあざ笑うかのように、本当に暗い。これじゃ何も見えないッスよ、先へ進めないッスよ、もうやめようよ! と泣き言をいうも、「ライトを点けると明るくなりますよー」と笑顔で教えてくれるスパイク広報さん。

 ゲーム内容とは全然関係ない話だが、今回のゲームはスパイク内でプレイさせていただいた。「あのライターさん、超ビビりでさあ……」と、後日筆者がスパイク内で話題にならないか、不安である。

wk_0601206ne02.jpg ライトを消すと、虫たちは追いかけてこなくなった。しかし、カマキリのこの赤く光る両目は、なんだかちゃんとこちらを捉えているような……?

 仕方なしにライトを点けてみると、なにやらうごめく大多数の物体がぞぞぞぞっと近づいてきた。なんだこれ……超でけぇカマドウマだ!! 「ぎゃーーーっ!」と内心叫びつつ(あくまで、内心ですよ?)、一目散に逃げる筆者! 攻撃なんてしてられねぇ! だが、某恐怖映画のホッケーマスクの人のごとく、カマドウマはずーっと追いかけてくる。なんで? 日ごろの行いが悪いからか? ごめんなさい、これからはマジメに生きます……と心の中で神に約束をしてみるが、事態はいっこうに改善しない。後で分かったことだが、これは虫たちがライトの光に反応して近づいてくる、走光性というものを再現しているらしい。大群でついてこられると、かなり怖い。そんなとこまでリアルにしなくてもいいッスよ!

 依然として逃げ続ける主人公。だが善戦むなしく(編集部注:戦っていません!)、スキを突かれカマドウマに取り付かれてしまった。ぬわーーー気持ち悪すぎる! しかも、取り付かれている間は徐々に体力が減ってしまうのだ。ここで再びスパイクの広報さんが、「ヌンチャクとリモコンを振りまわせば、虫を振り払うことができますよー」と笑顔でアドバイスしてくれる。無我夢中で振りまくる筆者。1秒間に16回くらいは振ったね。恐怖は、名人を超えるのだ。

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[雛見沢秀一,ITmedia]

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