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2007年01月24日 15時51分 更新

ひと口コンロでプロの技――「しゃべる! DSお料理ナビ まるごと帝国ホテル」発表会 (1/4)

コーエーから2007年春に発売されるニンテンドーDSソフト「しゃべる! DSお料理ナビ まるごと帝国ホテル 〜最高峰の料理長が教える家庭料理〜」の発表会が、都内の会場で開催された。収録予定レシピ一覧を追加。
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 「しゃべる! DSお料理ナビ まるごと帝国ホテル 〜最高峰の料理長が教える家庭料理〜」(以下、まるごと帝国ホテル)は、2006年7月20日に発売された「しゃべる! DSお料理ナビ」の後継ソフト。本作では帝国ホテルをはじめ、同ホテルに出店する「なだ万」、「伊勢長」、「吉兆」、「鮨源」、「北京」、「讃アプローズ」といった各店の料理長が、家庭で入手可能な食材、家庭にある器具、家庭で再現できる技法にこだわって作り上げたレシピ集だ。

 もちろん、ただのレシピ集というだけでなく、前作の操作性はそのままに、検索機能が充実。加えて「アサリの塩抜きのコツ」や「針柚子の作り方」といった、料理長秘伝のテクニックや注意点を解説した「料理長のアドバイス」も収録し、スキルアップが図れるようになっている。

画像 コーエー ファウンダー取締役名誉会長 襟川恵子氏。ちなみに襟川氏は日本ソムリエ協会の名誉ソムリエ(Sommelier D'Honneur)。胸にかかっているメダルはその証しだ

 発表会に登壇した、コーエーのファウンダー取締役名誉会長である襟川恵子氏は「もともと祖母が料理研究家であったこともあって、ニンテンドーDSで料理関係のソフトを企画していた。ただし任天堂さんが最初に『しゃべる! DSお料理ナビ』を発売されて、先を越されたと思った(笑)」と語る。そこで、任天堂に今回の企画を持って行ったそうだ。そこでの反応は「すばらしい。任天堂でもできないことを実現してくれる」となり、任天堂が全面協力することになったとのこと。

 ただし、プロの料理人が作る味をレシピにするのは至難の業。「今回登場してくれた料理長の方々は、ものすごい修行をしている。しかしそれだけでなく、五感に優れていないとトップを走れない。こうしたアナログ的センスを数値化しないとならないことが難しかった」と襟川氏。誰でも短時間で優しく、最高の料理を作れることを目標に、試行錯誤しながら特別にレシピを作り上げたそうだ。

 ちなみに「まるごと帝国ホテル」という名前を考え出したのは、任天堂の代表取締役専務である宮本茂氏。襟川氏は「帝国ホテルのおもてなしや、料理の心意気をふまえて『まるごと帝国ホテル』という名前にした。これからも『まるごと』シリーズとして、料理関係だけでなく、切り口が新しく、やさしく、誰にでもためになるソフトをシリーズ化していく」と意気込む。

画像 帝国ホテル総料理長 田中健一郎氏。「料理以外でも、本格的なドレッシングやマヨネーズの作り方といった、基礎も入っています」と語る

 同じくあいさつに立った、帝国ホテル総料理長 田中健一郎氏は、「今回のレシピ作りは楽しく、興味深かったがある意味難しかった。TVや雑誌の取材を受けたときにも苦労しているが、プロが日常扱っている食材や器具に合わせるのが難しかった。また、塩何グラムやクリーム何グラムなど、プロの料理人ならばひとつかみで分量を量ることができるが、それを数字に表すのは難しい。知識や技量をどのレベルに持っていくのか、いろいろと話ながら何回もやり直した」と語る。最終的には、プロの技を思いっきり実践してみようと言うことになったとか。

 もちろん、帝国ホテルの「シャリアピンステーキ」もレシピには入っている。これは昭和初期に作り上げて以来門外不出だったが、前の総料理長だった故・村上信夫氏が新館の料理長になってから広めた料理。「今回のソフトは、村上前総料理長が広く浅く、フランス料理を広めたことと同じ。世界展開も予定されているとのことで期待したい。普段の料理だけでなく、パーティにも活用できるはず」(田中氏)。

画像 コーエー 代表取締役執行役員社長COO 小松清志氏

 また、コーエーの代表取締役社長 小松清志氏は、「名店の知識、ノウハウがたくさん詰まっている。このプロのノウハウを、一般の方に伝授することが、このソフトの重要なポイント。『しゃべる! DSお料理ナビ』の操作性はそのまま踏襲しているので、何の違和感もなく扱えるはず。前作を持っている人はさらに高度な料理を作ることができるし、前作を知らない場合でも、このような料理を作ってみたい、と思ってもらえるはず」と語る。

 「『まるごと帝国ホテル』では、一般家庭で手に入らない素材・器具は考えていない。一口コンロでも作ることができるよう、気にしながらソフトを作成した」(小松氏)。このソフトについては、アメリカ、ヨーロッパ、そしてアジアと順次発売していく予定とのことだ。

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[今藤弘一,ITmedia]

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