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2007年02月02日 00時00分 更新

妹はメイドさん!?──シンガポール初のメイド喫茶「COSAFE MAID CAFE」に行って来ました

“メイド服は秋葉原の民族服”といった冗談が言われるほどに、メイド喫茶を始めとする秋葉原の萌えビジネスは今も盛んで、その勢いは台湾やタイといったアジア諸国にも影響を及ぼしている。シンガポール初メイド喫茶開店の情報を耳にして、メイド好きな筆者がさっそくリポートに訪れてみた。
画像 「COSAFE MAID CAFE」が入っている「CHIJMES」の外観をラッフルズホテル側から撮影。この信号を渡れば、すぐにピンクの看板が見えてくる。日本で例えるならば、東京の六本木か青山あたりに店舗を構えたぐらいの場所なのだ

 週末ともなれば、秋葉原の街のそこかしこで見かけるメイドさんたち。すでに秋葉原名物といっても過言ではないメイドビジネスは、2007年になっても衰えることなく、むしろメイド美容室やらメイドリフレ、さらには妹カフェやら、男装した執事が出迎えてくれる女性客専用カフェまで、数々の業種がいまだに登場し続けている。

 最近では日本のアニメやマンガの熱烈なファンが、海外でメイド喫茶をオープンした話もチラホラ耳に入り始めているわけだが、今回はシンガポール初のメイド喫茶「COSAFE MAID CAFE」を訪問。16歳のオーナー兼メイドさんにもお話を伺うことができた。

 COSAFE MAID CAFEは2006年の12月12日にオープンしたばかり。かの有名な「ラッフルズホテル」の斜め向かい、教会の跡地を利用したショッピングエリア、「CHIJMES(チャイムズ)」の1階という絶好の場所にある。ラッフルズホテルから信号を渡ると、すぐにピンクに巨大なメイドさんが描かれた看板が設置されており、見逃す人はまずいないだろう。


画像 看板の真裏が実際の店舗になっている。シンガポールの公用語は英語・マレー語・中国語だが、ちゃんと日本語でメイドカフェと表示されている

 店舗自体はとても小さいが、テラス席が豊富に用意されており、電話予約も可能だ。そして忘れてはならない、お出迎えの挨拶。こちらが日本人と一目で分かったからだろう「いらっしゃいませ、お嬢様」とニッコリ微笑んでくれた。うーん、さすがに“お嬢様”は気恥ずかしい年齢なのだが……。

 メニューは珈琲・紅茶、ミルクシェイク、スムージーなどのドリンクのほか、パスタ、シーフード、ピザなどご飯物もしっかり用意されている。お値段はアールグレイが5.80シンガポールドル、マッシュルーム入りリングイネが15.80シンガポールドルと、シンガポールの物価からすると結構お高め。ただし、先述の通り観光エリアど真ん中という立地を考慮すれば、これは妥当な価格だろう(ローカルなお店なら、10シンガポールドルで食事と飲み物、フルーツなどが食べられる)。

 筆者は「Japanese Curry Rice」をオーダーしてみたところ、運ばれてきたのはカレーとご飯をキレイにあえたドライカレー風のお皿。あの焦げ茶色のルウと真っ白いご飯、そして福神漬けの3点セットをイメージしていたのだが……。ただしお味の方は申し分なく、量も女性なら十分満足いくものだ。この界隈はラッフルズホテル以外にも、巨大なショッピングモールがあるエリア。買物ついでにメイド喫茶でディナーを済ませてみるのはいかがだろう?


画像 営業時間前にちょっと立ち寄ってみたが、店内はソファとテーブル席が少々あるだけ。おそらく手前のテラス席が、メインになっているのだろう
画像 イチゴ柄で縁取られた、かわいらしいメニューもメイドさんが運んできてくれる。メイドの象徴(?)フリル付きカチューシャのイラストはおすすめメニュー
画像 カフェラテとカレーを注文してみた。想像していた日本風カレーとはちょっと違うものの、味や盛り付けは文句なしの満点。男性には少し量が足りないかもしれない

 さて、シンガポールにメイド喫茶を開店しようなどと考えたのは、いったいどんな人なのか? 事前の調査でオーナーは16歳の少女という情報は得ていたものの、イメージがまるでつかめない。カレーを食べつつお店のスタッフにたどたどしい英語で聞いてみると「日本語ができる子がいるから待ってて」とのこと。やがて店内から登場した少女こそが、このCOSAFE MAID CAFEのオーナー&PR&メイドさんを兼ねる、ファーリン・タンさん(日本名:佳美さん)であった。営業時間中の多忙な彼女にミニインタビューをお願いしたところ、快く答えてくれたので、そ内容を以下でお伝えしよう。


画像 人なつっこい笑顔が素敵なファーリンさん。流暢な日本語は語学学校などには通わず、日本人の友達を通じて磨き上げたそうだ

――シンガポール初のメイド喫茶ということですが、お客さんはどういった層が多いのでしょうか。メイド喫茶という、日本独特の文化を知っている方がやはりいらっしゃるのでしょうか?

ファーリンさん(以下、敬称略) お客さまはシンガポール人がメインで、年齢は16歳から60歳までさまざまな方が来店されます。もちろん日本人、欧米人の方もいらっしゃいますが、メイド喫茶が何かは知らず、買物や観光のついでに休憩に立ち寄られる方も多いですね。

――現在は何人のメイドさんが働いているのでしょう。

ファーリン 全部でメイドのスタッフは17人います。


画像 英語と日本語を交えつつ、熱心にインタビューに答えてくれるファーリンさん。その間にもシンガポールの青年が、友達同士で訪れるなど、なかなか繁盛しているようだ

――ファーリンさんは、もちろん日本のメイド喫茶は体験されてるんですよね?

ファーリン はい、秋葉原にも何度も行っていますし、わたし自身がコスプレイヤーなんですよ。一番好きなメイド喫茶は「メイリッシュ」です。

――事前にCOSAFE MAID CAFEのオーナーがファーリンさんとは知っていましたが、ほかにどなたか経営パートナーはいるのでしょうか。

ファーリン 実はこのお店は兄(フロヨ・タンさん)と一緒に共同経営しています。兄は元々、コスプレも日本のアニメも特に興味がなかったのですが、わたしの影響で今は結構好きみたいですよ(笑)。


画像 左が兄のフロヨ・タンさん。お店周りの力仕事を黙々とこなしていたが、妹さんと話すときは実にうれしそうな顔をする。そりゃまあ、妹がこんな可愛いメイドなら……

――ファーリンさんは16歳……お兄さんはおいくつなんですか。

ファーリン 兄は26歳で、わたしもこの夏には17歳になっちゃうんですよ〜。まだ16歳ですけどね!

――だいぶお客さんも増えてきましたので、お仕事の邪魔にならないよう、最後に日本のメイド喫茶ファンへ何かメッセージをお願いします。

ファーリン&フロヨ COSAFE MAID CAFEは日本のメイド喫茶が大好きで始めましたが、日本のメイド喫茶とまるきり同じではありません。どこがどう違うのかは、ぜひともシンガポールに来て体験してみてください。

――ありがとうございました。


 シンガポールは東京・成田からでも約7時間でいける常夏の国。寒い日本を脱出して、今からCOSAFE MAID CAFEでノンビリするのも悪くない、と思った読者は少なくないはずだ。メイド喫茶好きならぜひとも訪問してほしい。

画像画像画像 メイドさんのユニフォームは、ひざ丈ワンピースに白いエプロン、フリル付きカチューシャという定番スタイル。ピンクのリボンが唯一華やかだが、全体的に清楚なイメージだ

COSAFE MAID CAFE
住所 30 Victoria Street, #01-11 CHIJMES, Singapore 187996
電話 +65-63392276
写真提供:富永ジュン

[麻生ちはや,ITmedia]

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