インタビュー
2007年07月20日 00時00分 更新

「ソウルキャリバー レジェンズ」インプレッション:

Wiiリモコンを握る手に己の魂(ソウル)を込めて……縦斬り横斬り自由自在! (1/2)

今冬発売予定の「ソウルキャリバー レジェンズ」は、Wiiリモコンをフル活用した「ソウルキャリバー」シリーズの新機軸タイトルだ。鋭意開発中であるこのタイトルを、試作段階ではあるがプレイすることができた。制作プロデューサー大久保氏への質問とともに、合わせてリポートしよう。

「ソウルキャリバー」の新機軸を、ひと足早くさわってみました

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 バンダイナムコゲームスから今冬発売予定のWii用タイトル「ソウルキャリバー レジェンズ」は、サードパーソンビューによる体感剣劇アクション。Wiiリモコンを剣に見立てて敵を攻撃し、3D空間を探索しながら進んでいくという、従来の「ソウルキャリバー」シリーズとは一線を画す、新機軸タイトルだ。

 「ソウルキャリバー」シリーズは、1998年から続く3D武器格闘ゲーム(1995年に発売された「ソウルエッジ」の続編)で、これまでに「ソウルキャリバー」、「ソウルキャリバーII」、「ソウルキャリバーIII」がリリースされ、格闘ゲームファンを魅了し続けている。Xbox 360とプレイステーション 3において、格闘ゲームとしての正式な続編である「ソウルキャリバーIV」のリリースが発表されており、ファンの期待も高まりつつあるところだ。

wk_070720scr02.jpg 制作プロデューサーの大久保人氏

 「ソウルキャリバーIV」が純然たる格闘ゲームとしての「ソウルキャリバー」を継承しているのに対し、「ソウルキャリバー レジェンズ」ではまったく違う操作感覚で「ソウルキャリバー」の世界を楽しめるようになっている。Wiiリモコンで体現される新たな武器格闘アクションは、いかなるものなのだろうか。幸いにも、このたびリリースに先駆けて開発段階の「ソウルキャリバー レジェンズ」をプレイする機会を得ることができた。制作プロデューサーの大久保人氏にお話を聞くこともできたので、プレイインプレッションとともに、合わせてお伝えしよう。

Wiiリモコンで群がる敵をバッサリ! 1人でも2人でも遊べます

wk_070720scr03.jpg 自分がWiiリモコンを振ると、画面の中の御剣を剣を振る

 今回プレイすることができた「ソウルキャリバー レジェンズ」は、あくまでも開発段階のもの。今冬発売予定ということで、今後さまざまな要素が実装され、製品版では格段に進化しているものと思われる。ただ、今回のプレイアブルの内容でも、Wiiリモコンによる新感覚な武器アクションの数々は大いに堪能することができた。

 まずは現状の操作体系について。「ソウルキャリバー レジェンズ」では、Wiiリモコンにヌンチャクをつけたスタイルでプレイすることになる。ヌンチャクのスティックでフィールドを移動、Zボタンでガード、Cボタンで溜め攻撃における“溜め”の発動、CボタンとZボタンの同時押しでプレーヤーキャラのチェンジ、またガード中にタイミングよくヌンチャクを振ることで相手の攻撃をはじくことができる。

 Wiiリモコンの方は、Bボタンでジャンプ、Aボタンでロックオンする対象となる敵の切り替え(Aボタン長押しでロックオンの解除)、そしてWiiリモコンを振ることで自在に剣を操ることができるのだ。縦に振れば縦斬り、横に振れば横斬りが可能で、Wiiリモコンを前方に突き出せば“突き”が出る。さらに同じ縦振りでも、上から下への振りと下から上への振りでは出る技が異なり、左右の振りも然り。従来の「ソウルキャリバー」シリーズではボタンで繰り出していたコンボを、振りの組み合わせによって豪快にきめることができた。例えばジークフリートの縦斬りで、自分がキャラとシンクロして剣で相手を倒しているような感覚を得ることができる、Wiiリモコンならではの操作方法となっている。

 今回の試遊では、先日北米サンタモニカで開催された「E3 Media and Business Summit」で出展されたバージョンで、「クエスト」と「パーティー」という2つのモードをプレイすることができた。まずは1人用である「クエスト」をプレイしてみよう。

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 動かすことができたキャラは、ジークフリートと御剣。プレーヤーは2人のキャラを適材適所で切り替えながらフィールドを探索していくことになる。プレイを開始すると、エジプトの遺跡の中を想起させるステージにジークフリートが登場。群がる雑魚キャラたちに攻撃され、最初のうちは戸惑ったものの、Wiiリモコンによる攻撃はすんなりと理解でき、ひとまずは敵キャラを撃破することができた。


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 適当にWiiリモコンを振ってももちろん技が出るのだが、「ソウルキャリバー」シリーズにおけるジークフリートの縦斬りコンボ(上から2回振りかぶり、最後に下から切り上げる技)が、実際にWiiリモコンを「上から、上から、下からっ!」と振ることで再現でき、ちょっと感動してしまった。その他にも、移動して相手に対して軸をずらしながら技を出すと違うモーションが出たり、Cボタンを長押ししつつ攻撃することで派手な溜め攻撃を繰り出すことができたりと、プレイが進行するたびに技のバリエーションを習得し、効率よく敵を倒せるようになっていった。なお、カメラワークをプレーヤーが変更することはできず、基本的にはキャラの後方を追う形でカメラが動く。壁際に行くと視点が若干遮られることもあったが、ほとんどの場合において軽快に移動し楽しむことができた。

 序盤に登場するのは盗賊らしき姿をした男や頑丈な鎧に身を包んだ大柄な騎士など。やがていかにもエジプト的なミイラの姿をした敵や、「ソウルキャリバー」シリーズに既出のリザードマンそっくりな敵が行く手を阻む。

 基本的には「うおりゃ、とりゃ」などと言いながらWiiリモコンを振っていれば難なく倒せる敵ばかりなのだが、それでも敵のダメージをまったく受けないということはない。少しずつキャラの体力は削られていくので、ジークフリートがある程度ダメージをくらったら御剣に、御剣の体力が減ったらジークフリートに、とキャラチェンジしながらのプレイがベターだ。場合によっては、特定のキャラじゃないと移動できない場所などあったりするのではないだろうか?

 2人のプレーヤーキャラの体力は上部にゲージと数値で表示されている。気になったのは体力ゲージの下に10個くらいのオーブがはめ込まれるような別のゲージがあったということ。今回はこのゲージに変化が起きることはなかったが、何か体力以外の要素(例えば攻撃や防御に使う精神的な要素)に関係があるゲージかもしれない。

 ちなみに今回プレイしたバージョンでは、体力回復系のアイテムは存在しなかった。しかし、フィールドのあちらこちらにアタックで破壊できる箱、壷などのオブジェクトが点在していたので、今後そういったオブジェクトの中からアイテムが出現したりする可能性も十分に考えられる。

wk_070720scr06.jpg 飛んでくる火矢を剣で落とすことができる

 オブジェクトと言えば、プレーヤーキャラを狙って一定間隔で火矢を放つ仕掛けや、床から燃え盛る炎を吹き出しキャラの行く手を阻む仕掛けなど、トラップ的なものも見受けられた。前者は接近して斬りつければ破壊でき、後者は炎に対して攻撃をすることで一時的に炎をかき消し先に進むことができる。また、ブ厚い扉で先に進めないという局面では、扉の側にあるロープを剣で斬ることで扉がゴゴゴゴゴと上にせりあがり、進めるようになるというギミックもあった。

 敵を倒しトラップを回避しながら10分少々進んだあたりで、遂にこのステージのボスの部屋に到着。やや広めのエリアに「Ammon」という名のボスが登場した。身の丈がプレーヤーキャラの倍ほどある、ツタンカーメンの棺を思わせる謎多きキャラで、空中を浮遊しつつビームを放つという攻撃を仕掛けてくる。ビームをジャンプでよけながら斬りつけてみたものの、ダメージを与えることができない。途方に暮れて逃げ惑っていると、「Ammon」の状態が変わった。「あ。このタイミングで攻撃したらダメージが与えられるのでは……」と思って斬りつけたところ見事にダメージを与えることに成功。コツをつかんでからは、特にピンチになることもなくダメージを与え続け、無事にステージをクリアすることができた。ここで「クエスト」のプレイは終了となった。

 さて。「ソウルキャリバー」シリーズと言えば、対戦格闘ゲームだった。ということで、やはり2人で斬りあってみたいじゃない! と思い立ち、「パーティー」モードの方もプレイしてみた。だが、実際に今回遊べたのは2人対戦ではなく2人協力のステージ。画面を縦に分割し、左がジークフリート視点、右が御剣視点で遊ぶことができた。

 用意されたステージは、従来の「ソウルキャリバー」シリーズを思い起こさせる円形のフィールド。けして広くはない円形の中に「クエスト」でも登場したザコキャラたちが次々と現われる。

 協力プレイではあるのだが、味方キャラへの攻撃も当たり判定があるということが分かり、思わず一緒にプレイしている人のキャラに向かって攻撃を繰り出してしまう筆者。相手も負けじと筆者が操るジークフリートを狙ってくる。「そういうモードじゃないんですけど……」と突っ込みが入りそうな状態で、実際にかまってくれない敵キャラがすねたのか、容赦なく突っ込み、いや、攻撃をしてくるので、2人ともどんどん体力が減っていき、あわや虫の息。結局ボスにたどり着くことかなわず、志なかばにして倒れてしまった。

 今回は協力プレイを遊ぶことができたが、今後は画面分割を利用した対戦も実装されるのではないかと期待してしまう。「パーティー」モードが今後どうなるのか、非常に楽しみだ。

wk_070720scr07.jpgwk_070720scr08.jpg 1人用の「クエスト」をまずは体験
wk_070720scr09.jpg その後、「パーティー」モードで協力プレイ。モデルは大久保氏

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[聞き手:仗桐安,ITmedia]

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