目白押しのイベントと100台以上の試遊台、さてドレにする?――マイクロソフトブース東京ゲームショウ2007(2/2 ページ)

» 2007年09月21日 03時35分 公開
[仗桐安,ITmedia]
前のページへ 1|2       

初日のイベントには、なんとあの人が登場

 試遊台がにぎわう傍らで中央のステージも負けてはいない。11時からは「ビューティフル塊魂」のイベントが華やかに開催された。ステージに上がったのはディレクターである森脇淳氏と主人公である王子(!)。足元の覚束ない王子がコンパニオンのお姉さんに手をひかれながらオタオタと登場し、のっけからシュールな雰囲気。司会の2人の実況と森脇氏の解説といった感じで「ビューティフル塊魂」のちょっとした大会が開かれることとなった。

画像 ディレクターの森脇淳氏
画像 王子も登場

 この勝負に参加したのは“おねえさん”、“おこさん”、“おばあちゃん”、“おとうさん”と呼ばれる謎の4人。“おねえさん”はそのまんまコンパニオンのおねえさんだし、おばあちゃんは突然呼ばれて来たかのような上品なおばあちゃんだし、“おとうさん”にいたってはどっからどうみても外国人だし……。この4人は家族? なわけないよなあ、と突っ込みが入りそうな不思議メンツ。さすが「ビューティフル塊魂」である。

画像 左からおねえさん、おこさん、おばあちゃん、おとうさん
画像 いざ対戦! 4人それぞれが好きに転がし、課題のアイテムをどれだけ巻き込めたかで勝負だ

 結果としてはおそらく最もゲームに慣れているであろう“おこさん”に軍配が上がった。“おこさん”には森脇氏から王子のあやつり人形が贈られ、イベントは幕を閉じたのだった。

画像 坂口博信氏自ら実機デモを行ってくれた

 正午から開催されたのは「ロストオデッセイ」ステージ。当初“マイクロソフトのスタッフによる実機デモ”と聞いて待機していたのだが、登場したのはなんとミストウォーカー代表・坂口博信氏。この「ロストオデッセイ」ステージは会期中、全日開催されるのだが、坂口氏が登場するのはビジネスデイ初日のみとのこと。サプライズなイベントに会場も大いに盛り上がった。

 「ちょうど開発中であと3週間で締め切りなんです。そういった状況で、今日のためにプレイアブル版を用意することができなかった。今日は僕が実機デモをさせていただきます」と坂口氏。いくつかあるというセーブデータから3つほど抜粋して、我々に開発大詰めの「ロストオデッセイ」の片鱗を見せてくれた。

 最初に見ることができたのはセスという女性の簡単な移動シーン、戦闘シーンとムービー。そのグラフィックにまず驚かされたのは、井上雄彦氏のキャラ絵が極限までリアルに3D化されているという点。そしてそのリアルなキャラクターが非常になめらかに動いている点にも感心した。

 次に公開されたのは坂口氏いわく「物語のちょうど真ん中あたり」という中ボス戦。主人公カイムが多くの仲間を従え、かつ、敵は敵で凶悪そうなキャラが何人も並んで登場し、これから総力戦が始まる…という緊張感溢れるシーンからスタートした。戦闘に関しては各キャラに対してコマンドを与えるというものだが、そこから紡ぎ出される戦闘のビジュアルはド派手でド迫力。戦闘を盛り上げるサウンドも絶妙で、かなりテンションの高い戦闘が展開していた。

 最後に色んなキャラが登場するイベントムービーを鑑賞できた。ミンという王女を逃がすためにカイムたちが画策するという場面で、各キャラの流麗な動きを観ることができた。「ムービーですけども、すべてリアルタイムポリゴンで描かれてます」と坂口氏。プリレンダと区別がつかないクオリティに驚く他なかった。

画像画像 実機デモで見ることができた映像は、いずれも迫力満点だった

 実機デモを終え「もうほとんど完成していてデバッグ段階ですね。発売が12月6日です」と坂口氏。最後に11月19日の「ロストオデッセイ」イベントの告知が行われ、坂口氏からの「ホントにスタッフ一同がんばって作ってます。手応えはあるので、ぜひ手にとっていただければと思ってます」という一言で締めくくられた。

 以上のイベントの他にもステージでは「Halo 3」対戦や「エースコンバット6 解放への戦火」対戦などイベントが盛り沢山。連日決まった時刻に同じイベントが始まるのでお目当てのイベントがあるなら、しっかりチェックしておこう。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」