チャージで繰り出せメガストライク! ド派手に遊べるマリオのサッカー「マリオストライカーズ チャージド」レビュー(2/3 ページ)

» 2007年10月18日 00時00分 公開
[仗桐安,ITmedia]

アイテムとスーパーアビリティ、そしてトリッキーなフィールドが戦局を左右する

 そのほか、前作になかった本作での新要素にスーパーアビリティというものがある。これはボールを持っていない時に攻撃されるなどの一定条件下で手に入る。各キャラごとに一発逆転を可能にする豪快な能力を発動することができる。能力は各キャプテンごとに違うので、状況と能力を見極めてここぞというところで使おう。

 キャプテン以外のキャラでも使えるアイテムは、手に入ったら積極的に使っていきたい。緑こうら、赤こうらなどのマリオシリーズおなじみのアイテムが戦局を左右する。キノコで一定時間速度が上がり、スターで一定時間無敵になるなど、その効果も非常にマリオ的というか、ファンなら納得の能力設定になっていると言っていいだろう。

 スーパーアビリティやアイテムなどの存在が、本作におけるサッカーのいい意味での非現実性を体現しているが、さらにプレイを熱く激しく演出しているのがキャラたちが動き回るフィールドそのものだ。

 各フィールドにはボールが転がりにくい、走りづらいなどの特徴がある。加えてマグマロックス 、アイスシティーフィールド 、クリスタルバレー、ハリケーンアイランドなど前作から追加されたフィールドの数々は、時折マグマが噴火する、時折風が吹いて選手たちが吹き飛ばされる、など、プレイに影響を及ぼすギミックが満載なのだ。順調なプレイをオジャマされることもあれば、ピンチを救ってくれることもある。この不確定な要素が、ゲーム的な面白さにつながっていると言っていいだろう。特に3、4人などの大勢でやる時は、アイテムやフィールドの変化も相まって、パーティーゲームのノリでわいわいと盛り上がれること請け合いだ。

画像 マリオのアビリティ・スーパーマリオは巨大化で敵をけちらせる痛快な能力だ
画像画像 突風が吹くハリケーンアイランド。吹き飛ばされないようにご注意を

1人でも4人でも、そしてどこかの誰かとも――豊富なモードを遊び尽くせ

 本作には、フリーバトル、カップバトル、ストライカーズトレーニング、ストライカーズチャレンジ、ニンテンドーWi-Fiコネクションというプレイモードが収録されている。

 まずはストライカーズトレーニングを一通りやっておこう。何かと覚えるべきことが多い本作ではあるが、ここでのレッスンをクリアする頃には操作をマスターしていることだろう。

画像 モードはWiiリモコンでポインティングして選択する
画像 レッスンは全部で10個ある。いずれも簡単にクリアできるものばかりだ

 1人でやり込みたいのなら、迷わずカップバトルだ。1つのチームを決めてストライカーカップを目指すこのモードでは、各カップでリーグ戦とトーナメント戦を戦うことになる。リーグ戦である程度上位に入ればトーナメント戦へと移行できるという流れ。サッカーのワールドカップにも似たシステムで、優勝を目指そう。相手のレベルをノーマルとスーパーハードの2つから選ぶことができるので、最初はノーマルから挑戦してみるといいだろう。ちなみに1人でもプレイできるが、最大4人までの協力プレイも可能だ。

 ストライカーズチャレンジは、キャラごとに用意されたミッションに挑むモード。各ミッションごとに自チームも敵チームもメンバーがあらかじめ決まっており、「ゴールデンゴール(同点で試合時間が終了したサドンデス状態で決めるゴール)で勝て」とか「サイドキッカーが1人足りない状態で逆転しろ」などの条件が提示される。見事クリアできれば、バトルルールで選べるオプションが増えるなどの特典が手に入るので、やり込んでみる価値はある。

画像 カップバトルではスケジュールに沿って試合をこなしていく
画像 チャレンジ条件はさまざま。すべてクリアできるか?

 フリーバトルでは、試合条件を自由に設定して、1人から4人による対戦と協力を楽しむことができる。ストライカーズチャレンジで得た新しいオプションはこのモードで適用される。友人たちとの熱いバトルを楽しもう。

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