レビュー
2007年11月07日 00時00分 更新

「オプーナ」レビュー:

ヌンチャクひとつで宇宙の冒険! Wiiで遊べる新しいRPGはいかが? (1/2)

Wiiで登場した「オプーナ」はヌンチャクのみでプレイできるオリジナルRPG。ティティア星人のオプーナとなって、エナジーボンボンをばちんばちんと敵に当てていこう。敵を倒すだけじゃない。いろんなライセンスを手に入れてやり込み要素も満載。見かけによらず(?)なかなか歯応えのあるRPGだ。

「オプーナ」の主人公はオプーナ。ライフスタイルRPGとは何ぞや?

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 コーエーから発売されたWii専用ソフト「オプーナ」は、Wii初のオリジナルRPGだ。戦国シミュレーションや無双シリーズのイメージが強いコーエーが、まったくの新機軸であるRPGタイトルを出してきた、ということで意外に思う人が多いかもしれない。しかし、本作の開発は「ドラゴンクエスト」シリーズの制作を手がけRPGの制作力に定評があるアルテピッツァが担当している。アートディレクターに眞島真太郎氏、プランニングディレクターに堀井雄二氏の右腕として「ドラゴンクエスト」シリーズの名場面を数多く生み出した杉村幸子氏、音楽担当に「ファイナルファンタジーXII」のサウンドを手がけた崎元仁氏という、豪華な布陣で作られたRPGとなっている。

 本作の主人公は、宇宙旅行の最中に家族と生き別れてしまったティティア星人のオプーナ。オプーナは、不時着したランドロール星で弟コプーナや妹ポリーナを探しながら、さまざまな人に出会う。頭上に浮かぶエナジーボンボンを武器に敵を倒しレベルを上げ、少しずつ成長していくオプーナの物語が描かれている。

wk_071107op02.jpg オプーナ(左)とコプーナ(右)
wk_071107op03.jpg 左にいるのが妹のポリーナだ
wk_071107op04.jpg 父ダディーナ(手前・右)と母マミィーナ(奥)。父の頭の上にはエナジーボンボンが3つも浮いてます。さすが父!

wk_071107op05.jpg ランドロール星でオプーナの冒険が始まる

 本作のジャンルは「ライフスタイルRPG」と名付けられており、敵を倒して経験値を稼ぎレベルが上がっていく、という従来のRPGの要素以外にも、生活に密着したいろいろなイベントや成長要素が盛り込まれている。プレーヤーがオプーナになってあたかもランドロール星で生活をしているような体験ができるように、システムが構築されていると言っていい。Wiiで体験できる新しいRPGの世界をお伝えしていこう。

お前を倒すには、このヌンチャク1本で十分だ!

 まずは本作の操作について触れておこう。本作では、おそらくWii初ではないかという操作システムが採用されている。なんとヌンチャクのみで全編をプレイできてしまうのだ。

 Wiiといえば、やはりWiiリモコン。そしてリモコンでのポインティングが必要ない場合はリモコンを横持ちにする、クラシックコントローラを使うなどの選択肢が用意されていた。ヌンチャクはあくまでもリモコンでの操作を補助する周辺機器で、メインの操作はリモコン、キャラの移動はヌンチャク、という風に両手持ちを想定した操作体系が多く採用されていた。

 本作においてもWiiリモコンやクラシックコントローラでの操作は可能だ。しかし、そういった選択肢を残しつつも、ヌンチャクのみでプレイできるようにしたというアイデアが秀逸だ。

wk_071107op06.jpg 通常は歩いての移動。序盤でホバーボードを手に入れると移動速度が上がりプレイが快適になる

 基本的なオプーナの移動は、もちろんコントロールスティックで行う。3D空間を自由に行き来することができる。周りを見渡したい時はCボタンを押しながらスティックをぐりぐりしてみよう。Zボタンを押せばOMP(オプーナの世界でのオフィシャル・マルチ・パスポートの略。いわゆるメニュー画面)が開き、各種設定やアイテムの使用、装備、ステータスの確認などができる。OMPではCボタンで決定、Zボタンでキャンセルとなる。

 敵との戦闘ではアクティブボンボンバトルというシステムで戦うことになる。人々が居住するドームの外を移動しているとランダムエンカウントで敵に遭遇。画面手前に固定位置でオプーナがいて、画面奥にダークローグ(オプーナの世界に住むモンスターたち)が登場する。戦闘時の背景やダークローグの配置位置などは、遭遇場所などによってさまざまだ。


wk_071107op07.jpg 敵と遭遇! ティティア星人は2分以上戦えないというルールがあり、右上にはタイマーが表示されている。2分以内に効率よく倒していこう

 ここで活躍するのがオプーナの頭に浮遊している謎の球体、エナジーボンボン。オプーナはこれを敵に投げつけることでダメージを与える。投げつけるにはスティックをぱちんと弾けばいい。ボンボンをあてる対象はCボタンを押しながらスティックで切り替えられる。対象が決まりさえすれば、適当に弾いてもちゃんと当たってくれるが、たとえばAという敵を真っ先に倒したいのに、Aの手前にBという敵がいてジャマをしているという場合もある。こういう時はスウィングやオーバースローなどが有効だ。

 スウィングはボンボンにカーブをかけて飛ばす操作で、スティックを右に倒して力をためてぱちんと放すと左にカーブしてボンボンが飛んでいき、その逆も然りだ。同じ要領で、上にためてから放せば低いところから上に向かって曲がっていくアンダースロー、下にためてから放せば放物線を描くオーバースローを繰り出すことができる。この上下左右にためる操作をすることでボンボンの威力も増す。しかし、ためた分だけ次の攻撃までの時間がかかるし、その間にも敵は容赦なく攻撃を仕掛けてくる。いわゆるアクティブタイムバトルに近い感覚だが、次に行動できるまでの時間に違いがある。ぼやっとしていればあっという間にやられてしまうこともある。

 というわけで戦闘中のHPの回復は必要不可欠だ。戦闘中にZボタンを押すことでフォース(オプーナの世界における魔法)やアイテムを選択し使用できる。危なくなったら回復や大ダメージを与えるフォースやアイテムを使ってピンチを切り抜けていこう。

wk_071107op08.jpgwk_071107op09.jpg オプーナ同様に敵のデザインもどこかかわいくコミカルなものが多い。しかし油断は禁物だ。倒されるとセーブポイントに戻されて治療費をとられてしまうのでご注意を
wk_071107op10.jpg 物語が進むと仲間とともに戦闘をすることもある

 RPGを片手だけでプレイできるというのは、初めてなようで、何だか懐かしい気分にもなった。筆者の場合、スーパーファミコンやプレイステーションなどで片手でプレイできるコントローラで遊んだ記憶がある。シミュレーションやRPGなどアクション性の高くないゲームにおいては有効だった片手用コントローラが、かつて周辺機器メーカーから発売されていたが、それらの操作感覚と本作の操作感覚は似ている。だが、ボタン数が少なくてシンプルである点と、Wiiリモコンにつながっているとはいえワイヤレス環境であるという点で、本作の方がより快適にプレイできるように感じた。

 なにしろ、片手が空いているということは、左手で操作しつつ、右手でPCのマウスを動かしてサイトを見るだとか、右手でサンドイッチを食べるだとか、右手はダンベルを持って鍛えるだとか、とにかく気楽にかまえてプレイできるのがいい。もっと言えば、片手操作と言ってもWiiリモコンによるポインティングの類もないので、ヌンチャクを握る左手も楽なポジショニングでプレイできる。これは、慣れるとなかなかクセになりそうな操作システムだ。

wk_071107op11.jpg 片手でラクラクと移動。慣れれば寝っ転がってプレイしたりできる

 残念だったのは、部屋から部屋へ画面が切り替わる際や、同じ部屋の中でも入り組んでいる場合などの視点カメラの悪さ。Cボタンを押しながらZボタンを押すことでオプーナの後方に視点を切り替えることができるが、場所によっては突然目の前が壁になることもあり、移動に不便なこともあった。

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[仗桐安,ITmedia]

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