連載
2008年02月18日 00時00分 更新

ヴァナ・ディールをもう一度:

2度の挫折を経て「FFXI」にハマりつつある独身男性の物語(その14) (1/2)

少し遅れた冒険者がお届けするヴァナ・ディール奮闘記。今回は僕の中では物語の大きなひと区切りであるミッションと、限界突破クエストの話を紹介。最近は日々一歩ずつ前進しているのが自分でも実感できて、楽しくプレイできています。

冒険者の前に立ちはだかる強大な敵「闇の王」を目指して

 拡張ディスク「アルタナの神兵」がヴァナ・ディールの約20年前の過去を巡る物語ならば、僕もそれに見習って今回は現在より少し前にさかのぼり冒険を語っていこうと思う。「単に書き忘れてたんじゃないの?」という的を射たツッコミはご勘弁願いたい。

 「FFXI」では重厚な物語を楽しめるように「クエスト」と「ミッション」が数多く用意されている。前者が町の住人から請け負える小規模な依頼で、後者は自分の所属する国家や大きな組織から請け負える大規模な依頼。

 ミッションは、基本ディスクに実装されている通称「三国ミッション」のほかに、各拡張ディスクにもそれぞれ用意されていて、個別に楽しむことができるようになっている。ちなみに、三国ミッション、「ジラートの幻影」ミッション、「プロマシアの呪縛」ミッション、「アトルガンの秘宝」ミッションに関してはすべての物語が楽しむことができ、「アルタナの神兵」ミッションは現在も進行中だ。また、クエストや通常のバトルではお目にかかれない、ボスクラスの敵とパーティを組んで戦うことがあるのもミッションならではの楽しみと言えるだろう。

 三国ミッションでは、与えられたミッションをクリアしていくとランクが上昇し、より難易度の高い新たなミッションが受けられるようになる。現在、僕のミッションランクは7(所属国はバストゥーク)。ランクは最高で10なので、1年以上の歳月を経てようやく後半戦を迎えたというところまで到達したわけだ。その過程でもっとも印象深く、そして興奮したミッションは一般的に三国共通ミッション(※)と呼ばれているランク5-2で、僕の所属国であるバストゥークでは「ザルカバードに眠る真実」というミッション名が付けられている(所属国によって名称は異なるが目的は同じ)。このミッションではヴァナ・ディールを恐怖に陥れる「闇の王」を倒すことが目的で、僕にとっては初めて本作におけるボス的存在だった。

(※)三国ミッションは、所属する国によってミッション内容が異なるが、一部のミッションでは三国とも共通の内容になる部分がある。これが冒険者のあいだで三国共通ミッションと呼ばれているのだ。

 闇の王との決戦場所は一面が雪景色のザルカバードに建つズヴァール城。城で戦うという設定が、すでにオフラインRPGでいうところのラスボスの匂いを醸し出している。当時の僕はまだレベル50代後半だったので、不意に敵に近づこうものなら襲われてしまう危険なエリアだったので、インビジやスニークといった知覚遮断効果を得ながらパーティメンバーの誘導に従い奥へと進んでいった。

 迷路のように入り組んだ通路をひたすら進むと、何やら紋章が光輝いている床があるところへとたどり着いた。これは移動装置の役割を果たしており、紋章が出現しているあいだに上に乗ると別の場所へ瞬間移動することができる。ズヴァール城の奥まで来たことがない僕はそんなことは露知らず、パーティメンバーの「取り残されないように」という言葉を聞くか聞かないかのあいだに紋章が消え、1人だけ見事に取り残される結果となってしまった。

 周囲は敵だらけ。とりあえずメンバーにその旨を告げると「紋章は時間が経つと出現するから、それまで敵に見つからないように待つように」とのこと。僕は言われたとおりつねにインビジ(自分の姿を見えなくする)状態を保ちつつ、ドキドキしながら待つことにした。ほどなくして浮かび上がってきた紋章に乗って無事に瞬間移動して仲間と合流することができた。よくできた装置だ。

 こんな小さなアクシデントはあったものの、あとは順調に城内をつき進み、ようやくBF(バトルフィールド)前まで到着した。その外観は正にボス戦に相応しく、オフラインRPGで苦労してラストダンジョンを登りつめたときの高揚感が沸いてくる。ついにここまで来たのだ。高鳴る鼓動を抑えようとするも、これから起こる闇の王との決戦を想像して心臓がいうことを聞かない。緊張がピークに達した。

wk_080214ffxi01.jpg 城内にはデーモン族が多数徘徊している。インビジを使えば見つからないので、レベルが低い僕はつねにインビジ状態での移動が必須だ
wk_080214ffxi02.jpgwk_080214ffxi03.jpg 長き道のりを経てようやくたどり着いた王の間。静かだが不気味な雰囲気を醸し出すBGMが余計に不安と緊張感を煽る。この扉の先に闇の王がいるのだ

wk_080214ffxi04.jpg 誰もいない玉座が眩く光りだし、闇の王が姿を現した。オフラインRPGで例えると、エンディング直前の一大イベントといったところか。早く一戦交えたい気分でいっぱいだ

 メンバーの準備が終わったのを確認したあと、僕は闇の王が待つ部屋へ続く扉を開けた。ここから先のイベントは詳しく書くとネタバレになってしまうので、まだ見ていないプレイヤーのために伏せておくが、種族をガルカに選んでいる人とっては特に衝撃的な内容が語られていた。僕もガルカのはしくれなので驚きは一段と大きい。それはまだ闇の王を倒していないほかのメンバーも同じらしく、終始イベントに釘付けだったようだ。そのためかこの間、誰も口を開くことはなかった。

 イベントが終わると余韻に浸る暇もなく、闇の王=Shadow Lordとの戦いが始まった。画面に収まりきらない巨大な姿を見ているだけでも圧倒される。王の名に恥じぬその存在感は、今まで遭遇したどの敵よりも大きい。また第1段階から第2段階へと性質が変化するところが、何ともボスらしくていいではないか。

 6人パーティで挑み、僕以外のメンバーはすべてレベル75だったので苦戦こそしなかったが、闇の王が持つ強さは充分に体感できた。2戦に渡る死闘を終え、ついに闇の王を撃破した僕はチャットと声で雄たけびをあげ、イベントで流れている「FF」シリーズおなじみのBGMに感動した。ここまで興奮したバトルは今までなかっただろう。闇の王を倒すとミッションランクが6になり、拡張ディスク「ジラートの幻影」の物語が動き出す。新たな冒険の幕開けだ。実は先月の段階で物語はいいところまで進んでいるのだが、そのときの話はまた別の機会にしようと思う。

wk_080214ffxi05.jpg 身長がガルカのおよそ2倍以上もある闇の王。実際に戦ってみるとスケールの大きさに再び唖然とした
wk_080214ffxi06.jpg 計2戦にわたる死闘の末、ついに闇の王が床に膝まづいた。しかし冒険はこれで終わりではない。ここから新たに始まるのだ
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[山本博幸(ねこひげLLC),ITmedia]

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