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2008年05月13日 22時36分 更新

「メタルギアソリッド4」ついに完成――南明奈さんもお祝い (1/3)

メタルギアシリーズの最新作「メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット」がついに完成し発表会が開催された。6月12日に世界同時発売される。

PS3期待の新作「MGS4」

 5月13日、シリーズ累計2200万本の売上げを誇る、メタルギアシリーズの最新作「メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット」の完成披露記者会見が都内の会場で行われた。同ソフトは6月12日に世界同時発売される。

画像 コナミデジタルエンタテインメント代表取締役社長 田中富美明氏

 初めに、コナミデジタルエンタテインメントの代表取締役社長 田中富美明氏が挨拶。現在は“カジュアルゲーム全盛の時代”であるとし「ここであえて『MGS4』という大作を投入することで市場に挑戦していきたい」と述べた。また、発売が遅れたことに対して謝罪を述べるとともに「ストーリー映像音楽、全てが今までのMGSのスケールを超えたシリーズ最高傑作。プレイステーション 3(以下、PS3)のスペックを生かしたゲームができた」と自信を見せた。

 PS3という新しいハードを利用し、ハイクオリティ映像を目指したシリーズ最大のボリュームをもつMGS4。監督の小島秀夫氏は「本作は“化け物ハード”であるPS3への挑戦、また5.1chを含む映画並みのハイクオリティへの挑戦、ゲームのシリーズ最大ボリュームへの挑戦、それに伴う最大構成のスタッフへの挑戦、初となる全世界同時発売への挑戦、そして『メタルギアサーガ』の完結編としてのシリーズ最終作への挑戦など、数々の限界へ挑戦して作ってきた。一時期は完成のめどが見えないこともあったが、何とか完成までこぎ着けることができた」と語る。

画像 小島秀夫監督

 小島監督は日本のゲームが海外のゲームに追い抜かれつつあることを取り上げ、「ゲームとは、新技術を吸収していく総合芸術」であり、「ゲームの未来を考えて、リスクを犯しても前に進むべきだ」と述べた。従来のコアなゲームファンの期待に答えることだけでなく、「MGS4」を通して「日本のゲーム産業の復興を目指したい」とゲーム業界全体を活性化を目指している。

 今回のテーマは人の意思や感情、思想といった「SENCE(センス)」。小島氏は「もっとも伝えにくいがもっとも伝えなければならないもの」として完結編のテーマに設定。一作目の遺伝子という意味のテーマ「GENE(ジーン)」、2作目の文化的遺伝子という意味の「MEME(ミーム)」、1作目と2作目を評価する基準である、歴史をモチーフにした3作目の「SCENE(シーン)」を前提に置き、「集大成でもある今回の作品でわれわれのセンスを感じ取り、次の世代に伝えていってほしい」とメッセージ性の高さをアピールした。

画像 ソニー・コンピュータエンタテインメント代表取締役兼グループCEO 平井一夫氏

 ソニー・コンピュータエンタテインメント代表取締役兼グループCEOである平井一夫氏は、「事前に小島監督から声をかけてもらい、試写会を行ってもらったが、映像のすばらしさ、ストーリーのすばらしさだけでなく、ゲームプレイの奥の深さが各シーン、各レベルで伝わってきたあっという間の1時間半だった」と賞賛する。「PS3で目指しているインタラクティブエンタテイメントの1つの理想形を『MGS4』があらわしている」と、「MGS4」によるPS3の需要の拡大を期待。「MGS4」の販売に対して、全世界的にバックアップしていくことを約束した。

 「MGS4」については、PS3本体に「MGS4」ソフトとワイヤレスコントローラをセットにした特別生産限定商品「PLAYSTATION 3 METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS WELCOME BOX with DUALSHOCK 3」が6月12日に同時発売されることが決定しているほか、PLAYSTATION Networkの「まいにちいっしょ」で、紹介コンテンツも配信される予定となっている(関連記事参照)。

「MSG4」の全体から“1/15”を公開

 発表会では「MGS4」の、小島監督によるゲームプレゼンテーションも開催された。撮影は禁止となっていたので詳細な画面を公開できないのが残念だが、オープニングムービーから引き続き、序盤のシーンが紹介された。これまでPLAYSTATION Networkでもプレゼンテーションが紹介されたこともあるので、見たことがある人もいるかと思うが、「全体の15分の1くらい」(小島監督)という、40分ほどの長時間にわたって序盤の出来事を見せてくれた。

 小島監督によると、「MGS4」は章立てで構成されているとのこと(全体で何章なのかはもちろん未公開)。各章の冒頭には「サニー」という少女が登場し、目玉焼きを焼いているシーンが挿入される。小島監督によると、「目玉焼きもストーリーを象徴しており、割れ方や焼き方が、その章の意味を出している」とのことだ。第1章は「Liquid Sun(液体の太陽)」ということで、片方の目玉焼きは黄身が割れて中身が飛び出しているシーンだった。なお、STARTボタンで表示されるメニュー左下には、ノーマッド機内でサニーが過ごしている様子が24時間、「サニーカメラ」で表示され、保護者として観察できる。これがどのような意味を持つのかは不明だ。

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 オタコンから随時入ってくるメッセージは、早送りや飛ばしが可能。オタコンが映っている画面は、スティックで動かしたりすることができ、まるで自分が本当に受信しているかのように操作することができる。また表示されるマップは、通常の地図のように見えている2Dマップからアナログスティックで動かすと3Dで表示されるようになっていた。マップには目的地が表示されるが、実際のストラクチャは入り組んでいたりして、どこに行ったらいいのか分からなくなる場合もある。「そのときにはサーマル表示を利用してください。足跡が見えるのでそれをたどっていけば出口に着きます」(小島監督)。

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武器「TANEGASHIMA」で神風を起こせ!?

 このほか、これまでシリーズで登場したキャラクターや事件などが登場すると、右上に「フラッシュバックボタン」が表示され、これを押すと当時の出来事や音声が流れるようになっている。序盤では、オタコンから派遣された「メタルギアMk-II」の登場時にフラッシュバックボタンが現れる。

 また、序盤は英国に雇われているRMCと民兵とが戦っている戦場に赴くスネークだが、どちらかに味方することも可能。一方に味方すると、味方側の兵士からヒーロー扱いされ、会話するとハートマークが登場し、アイテムをもらえることもあるようだ。

 なお武器は、序盤に登場する「ドルビン」から調達でき、「ドルビンショップ」からいつでも購入が可能。購入には「ドルビンポイント」が必要だが、戦場に落ちている武器や装備を取ることでポイントを上げられる。また武器はサプレッサーやレーザーサイト、フラッシュライトといったパーツを取り付けてカスタマイズ可能だ。「ある曜日には2割引になったりしますので、忙しい方はそちらで買われてはいかがでしょう」(小島監督)。

 また、隠し要素として「TANEGASHIMA」(火縄銃)が用意されている。100万ドルビンポイントで、「普通にやっていると3周目か4周目で手に入る」(小島監督)そうだが、普段は通常の火縄銃だが、「たまに神風が吹く」(小島監督)。そして神風が吹いたあとにはたくさんのアイテムが落ちているという感じだ。

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[小笠原由依、今藤弘一,ITmedia]

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