レビュー
2008年06月13日 00時00分 更新

「プロ野球チームをつくろう!」レビュー:

祝シリーズ10周年。今度はDSでつくろう! (1/3)

プロ野球チームを育成して日本一の球団を目指すシミュレーションゲーム「プロ野球チームをつくろう!」が、ニンテンドーDSで初登場。野球と「野球つく」をこよなく愛する、永遠の野球小僧ライターが大ハリキリでプレイする!

ゼネラルマネージャーになろう!

 みなさーん、プロ野球は好きですか? 僕は大好物です! 夕方6時を回るとそわそわしっぱなしで、全部の試合が終わるまで何にも手がつきません。おまけにひいきチームが勝てば大はしゃぎ、逆に負けちゃったときはもうすっかりテンションダウン。こうなりゃ仕事なんてやってられるかーって感じで……って、あぁぁぁ。すいません。最後はなかったことにしてください〜。

 さて、そんな絵に描いた野球大好きっ子の僕が今回プレイを託されたのは、5月22日にニンテンドーDSで発売された球団育成シミュレーションゲーム「プロ野球チームをつくろう!」(以下、野球つく)だ。本作の目的は球団のゼネラルマネージャー(GM)となり、自分好みの選手を集めて日本一になること。GMとはプロ野球界では選手人事を行う部門の最高責任者だが、それに留まらず本作では運営、さらには試合の指揮までとれてしまうスーパーGMなのだ。

中身はけっこう本格派

 「野球つく」シリーズは見た目はライトな印象だが、中身は往年の野球ファンもうならせる本格的な球団運営シミュレーションゲームとなっている(たまに宇宙人が出てきたりもしたけどね)。ところが本作を始めてしばらくすると、見慣れないフレーズが飛び込んできた。スキル? 巻物? スキルはともかく巻物って、何?

 ここで初めて説明書を開く(って、おい)。ふむふむ、なるほど。スキルは選手に特殊能力を付与し、巻物は使用することで新たな守備位置や変化球などを付与できるらしい。って、ちょっとちょっと。そんなお手軽に選手を強化しちゃって大丈夫なの?

 ところが実際に使用してみると、驚くほどしっくり来ることに気がついた。こう考えればいい。スキルや巻物は選手への直接的な指導なのだ。前作までの練習は方針こそ指示することができたが、結局のところコーチを通じて間接的に指導する形となっていた。ところが本作ではスキルを付与するという形で、直接指導が可能になったのだ。例えば「精密機械」を与えることでコントロールを上昇させ(おそらくフォームを調整したのだろう)、「バント職人」を与えることでバントの技術を上昇させると同時に、“お前は2番打者だ”と選手に伝えることができる。前作まで適性の関係であまり効果的ではなかったコンバートや新球種修得も、比較的自由に行えるようになった。運営、チーム編成、試合の指揮に加え、コーチングも行えるなんて、スーパーGM恐るべし。

画像 監督とスカウトは翌年だけでなく、将来にわたり影響を与える。慎重に任命しよう
画像 練習機材を購入すれば練習効率も上昇する。ただし、維持費が結構かかるのがつらい
画像 若手選手を最大3人までウィンターリーグに派遣することが可能になった。大きく成長するチャンスなのでぜひ利用したい

 チームの育成は大切だが、球団の運営もおろそかにしてはいけない。本作は、育成面を全面に押し出した分、運営面がシンプルになった印象がるが、資金運用はかなりシビア。しかも選手の年俸が非常に高騰するため、ぼんやりゲームを続けているとあっというまに手詰まりになってしまう。この辺りはスーパーGMといえども頭の痛いところだ。

画像 機材や設備はもちろん、選手を強化するためのスキルや巻物も結局はお金で購入する必要がある。先立つものがないと選手育成もままならない
画像 FA補強はチームを強化するには効果的だが、とにかくお金がかかる
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[貴傳名英行,ITmedia]

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