レビュー
2008年07月14日 13時58分 更新

「大合奏!バンドブラザーズDX」レビュー:

気の向くままにリズムを刻め。必要なのはスキルではなくパッション (1/2)

“バンブラ”の愛称で知られる、ニンテンドーDSの音楽ゲームシリーズ続編。前作からの改良点はというと……いや、そんな紋切り型の紹介など止めよう。初めてでも従来からのファンからでも、どちらだっていい。音で遊ぶ。その気持ちがあれば他に何もいらない。

攻略「ロビンソン」その1――とりあえず歌う編

wk_080711banbura01.jpg 初期収録曲はクラシックが主体。ただし、アレンジがかかった曲が多いので、クラシック派でない人でも十分いけるだろう。個人的には“Gせんじょうのアリア ポップスver”がよかった。“ます ファミコンver”はアイディア勝ち

 いきなりだが、早速歌ってみることにした。「大合奏!バンドブラザーズDX」では、ニンテンドーDSのマイクに向かって歌うことで採点や歌声診断をしてくれる機能が付いたのだ。これは試さずにはおれないだろう。世の中にカラオケが好きな人は大勢いるだろうが、筆者もそのひとり。終電を逃すと時間つぶしに1人でカラオケ屋へ出向くぐらい好きだ。というわけで、曲を探す。Wi-Fiコネクションに接続することで追加曲をダウンロードできるのだが、とりあえず初期段階で32曲が用意されている。まあ、これだけあれば、1曲ぐらい……。

 と、ここで筆者の偏向的な音楽の趣味が災いした。みなさんはどんな音楽がお好きだろうか。おそらくもっとも多いのがJ-POP派だろう。あるいはアニメソングなら任せろ、という人もいるかもしれない。レゲエ、HIP-HOP、ダンスミュージックなどが好きな人もいるだろう。

 筆者はロック派である。それもパンクロックという、最近やたらと“死んだ”という形容詞が付くジャンルをこよなく愛している。カラオケでも、ろくに英語もしゃべれないくせに、歌詞を丸暗記して歌う。そういう人間にとってJ-POPとクラシックをメインに編成された初期収録曲はいささかハードルが高かった。


wk_080711banbura03.jpg シリーズのメインキャストである、バーバラ・バット。ナビゲーターや歌唱のアドバイザーを務め、“ラジオ”モードではトークも披露。いかにもガラが悪そうだが、声はそうでもなく、なかなか魅力的なお姉さま

 悲しいことに歌える曲がないのだ。もちろん常識的には有名な曲が多いので、おそらくみなさんがプレイされる場合は何の支障もないだろう。だが、メインストリームから離れたところにいるせいでこんな時は非常に困る。とはいえ、せっかくの機能を試さないのはもったいないので、とりあえずいろいろ視聴してみて、歌えそうな曲を探す。結果として、どうにかこれなら、と感触をつかんだのが「ロビンソン」。どこがパンクと関係あるんだ、とツッコまれそうだが、そのあたりは目をつぶっていただきたい。少なくとも“せかいにひとつだけのはな”や“みらいよそうず2”よりは近い気が……まあ、こんな話はどうでもよい。

 ちなみに、初期収録32曲のうち、歌詞があるのは「こなゆき」、「せかいにひとつだけのはな」、「なだそうそう」、「みらいよそうず2」、「ロビンソン」の5曲。


 とにかく「ロビンソン」を挑戦。今度は……50点。あんまり高いようには思えない。講評を見ると、リズムがずれていて、音程がずれていて、おまけにビブラートが効かせすぎとある。バーバラからは「何でもビブラートをかけりゃいいってもんじゃないのよ」との助言が。「喉を痛めるわよ」と気遣われているのか、馬鹿にされているのか、微妙なコメントもいただく。むぅ。

 もう1回試してみる。点数は54点になったが、講評はほとんど変わらない。このままではどうも劇的な変化は望めそうもない。やはり曲をよく知らないのが(ファンの方すみません)、問題の根源だろう。仕方ないので、少し研究をしてみることにした。有名な曲だし、原曲を探せばすぐにも聞けそうではあるが、ゲームの中で起こった問題はあくまでゲームの中で解決したい。そこで……。

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[水野隆志,ITmedia]

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