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「任天堂カンファレンス 2008.秋」:DSは1人1台の時代へ、Wiiはラインアップの充実を――新型DS「ニンテンドーDSi」を発表 (1/3)

任天堂は10月2日、「任天堂カンファレンス 2008.秋」を開催し、カメラ機能やオーディオプレイヤー機能などを追加した「ニンテンドーDSi」を発表。DSが1人に1台普及し、マイDSとするための施策が語られた。

第3のDS「ニンテンドーDSi」は、1人1台を目指す

wk_081002ninten01.jpg 「ニンテンドーDSi」を掲げる岩田聡氏

 10月2日、国立代々木競技場第一体育館において年末そして2009年以降のタイトルラインアップや最新情報を報告する「任天堂カンファレンス 2008.秋」が開催された。冒頭、壇上の代表取締役社長の岩田聡氏は、ゲーム人口の拡大という基本戦略を掲げ、2004年12月2日に発売されたニンテンドーDSの新モデルとなる「ニンテンドーDSi」を発表した。

 「ニンテンドーDSi」は、DSプラットホームのさらなる普及を目指して投入された第3のモデルである。既報のとおり、「ニンテンドーDSi」は2008年11月1日に発売される。価格は1万8900円(税込)。本体カラーはつや消しの白と黒を用意される。なお、海外での発売は来年以降になる模様。

 これまでソニー・コンピュータエンタテインメントのプレイステーション 2が保持していた国内普及台数記録を超え、ニンテンドーDSは2300万台に達し、PS2の持つ6年9カ月という速度を大幅に更新し、2004年12月の発売からわずか3年弱で2300万台に到達している。2006年以降、ニンテンドーDSの供給が追いつかないという異常な販売ペースは、昨年ようやく落ち着きを見せ、従来言われていた普及の限界台数に達し、DS市場は飽和したとの見方もささやかれていた。しかし、岩田氏は現在でも順調に販売台数は推移しており、携帯型ゲーム機独自のライフスタイルを提案できれば、まだまだ伸ばせる可能性はあると、「ニンテンドーDSi」発売にいたる開発背景を説明した。

 DSは7歳〜74歳の幅広い年齢層が楽しんでおり、54%が女性のユーザーで占めている。DSが各家庭でゲーム機を触ってくれる平均のユーザー数、いわゆる世帯あたりのユーザー数が携帯型ゲーム機ではもっとも多い2.8人という数字を維持している(1人暮らしも含む)。世帯あたりユーザー数は、DSやWiiの達成している数字は家族全員がかかわっている割合がいかに高いかの証明といえる。

wk_081002ninten02.jpgwk_081002ninten03.jpgwk_081002ninten04.jpg その一方で携帯型ゲーム機は家庭内で複数のユーザーで共有している現状もある。一世帯平均2.8人が触っているが、普及台数は1.8台にとどまっていると報告

 携帯型ゲーム機はいつでもどこでも楽しめるデバイスであり、普及の究極の姿は1家に1台ではなく、1人に1台と岩田氏。これからDSを発展させるためには、国民6人に1台の割合という前例のない段階にきた今、DSを持っていない世代にアピールするだけでなく、すでにDSを持っている世帯でも1人に1台という流れにしたいと考えに至ったとのこと。

wk_081002ninten12.jpg ニンテンドーDS Lightとの比較は別稿でお伝えする

 「ニンテンドーDSi」では、数多くの機能を追加しているが、ユーザーの声で改善した点も多い。まず、よりいつでも持ち歩いてもらえるよう、耐久性を犠牲にすることなく薄型に挑戦。結果としてDS Lightと比べ12%、2.6ミリの薄型化が実現した。結果、アドバンスの差し込み口を廃止し、アドバンスファンのためには、DS Lightを引き続き販売していく方針とした。

 また、少しでも画面を大きくしてほしいという声を受け、3.25インチに。面積では17%ほど大きくした。地味だが大きな意味のある改善として、スピーカーの音質と音量の向上も挙げられる。


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 新たな機能としては、カメラ機能「DSiカメラ」やオーディオプレーヤー機能「DSiサウンド」を追加している(詳細はこちら)。岩田氏は、ケータイのようなツールとしての機能ではなく、生活の中にカメラやオーディオプレイヤーを持ち込んで、映像や音で生活を豊かにするという提案であり、カメラ機能は画素数を上げるのではなく、真逆の方向に進化させたと説明する。

 事実、カメラとしては30万画素とスペック的には低いものの、「DSiカメラ」は写真を撮って記録するほか、11種類のカメラを選んで特殊効果をリアルタイムで楽しむことができる。白黒にして色づけする機能や、タッチしたところを別の色に変える機能、事前に用意したフレームとの合成写真を作ったり、フレームそのものを作るなどが楽しめる。他にも、写真の上に自由にらくがきする機能や、搭載された顔認識エンジンを使って顔にヒゲやメガネなどイタズラパーツを貼り付けたり、顔の表情を変化させる機能、2人の顔を合成し割合を自由に変化させたり、似ている度合いを調べるなどが可能だ。

 このように「DSiカメラ」は、2画面タッチパネルというDSの特徴を生かして、カメラ機能を遊びの方向に振ったものとした。任天堂は身の回りの生活の中で写真で遊び、それを日付順に整理して持ち歩くというライフスタイルを提案したわけだ。なお、写真手帳としての機能もあり、スライドショーを見るための写真立てとしても使うことができる。

wk_081002ninten11.jpgwk_081002ninten13.jpgwk_081002ninten14.jpg 「DSiカメラ」の機能一例(詳細は別稿)

 次に「DSiサウンド」について岩田氏は、音楽を再生するという基本機能のほかに、音が遊ぶ機能を強化したと説明する。タッチスクリーンを使って、ピッチと再生のスピードを変えて遊べるほか、マイクを利用し録音した音で遊ぶことも可能だ。特殊再生機能や逆再生機能、ボーカルを消して楽しめるカラオケ機能なども満載していると紹介する。

 ちなみに、両機能を生かす意味でも、SDメモリーカードの利用ができるようになっている。「DSiサウンド」ではサウンドデータをAACフォーマットで入れることができ、記録した写真はWiiの写真チャンネルで使うことも可能となった。

wk_081002ninten15.jpgwk_081002ninten16.jpgwk_081002ninten17.jpg 「DSiサウンド」(同じく詳細は別稿)

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