12月17日，秋葉原・ヤマギワソフトにおいて発売されたばかりのPS2用ソフト「Dog of Bay」のイベントが開催された。

「Dog of Bay」は，擬人化された犬たちが主人公のミュージカルアクションゲーム。プロデュースはご存知，広井王子氏。涼風真世さんや本田美奈子さんらが声の出演をしていることでも話題を集めている。発売はマーベラスエンターテイメント。

　今回のイベントには，広井氏のほか，出演の横山智佐さん，そしてキャラクターデザインのNOCCH氏が登場。トークショウを行ったのだ。イベントスペースいっぱいに集まったファンから，盛大な拍手で出迎えられていたぞ。

　まず，広井氏から「Dog of Bay」の紹介やタイトルの由来などについて話があった後，期待の“開発ウラ話”も聴けたのだ。

　司会の「大変だったことは？」の問いに，ゲーム内で歌も披露してくれている横山さんが，「レコーディングの直前まで歌詞ができていなかった（作詞は広井氏が手掛ける）」と答えると，すかさず広井氏が「最近（作詞を）手掛けた作品にはなかった，大人の詩を書くのに手間取った」と言い訳。出演者のやり取りが楽しいイベントとなった。

　また，NOCCHIさんによる魅力的なキャラクターは，「キャラデザというよりも舞台衣装としてデザインした」という興味深いお話も。出演者陣が実際の舞台役者であることを考えると，同じ広井氏の作品である某作同様，ミュージカルなどの展開もあるか？

　さらに，キャラクターに傷を付けてみたり，十字架を持たせたりというのもNOCCHI氏の案だとか。「小道具をこっちが設定することで，ストーリーをふくらませていくのが広井さんのやり方」（NOCCHI氏）と，「北へ。」などでもコンビを組んだだけに，お互いを理解しているようだ。

　そして，このゲームが「昨今のペットブームの中で，捨てられていく犬たちについて語りたかった」（広井氏）というところからスタートしていることも，ファンに紹介された（でも，何故か音楽ゲームに……）。さすが総帥，いろいろ考えてらっしゃいますね。

　最後は，お3人のサイン色紙や台本など，レアグッズがもらえるジャンケン大会も行われ，大盛況のうちにイベントは終了したのだった。一風変わった音楽ゲーム「ドッグ オブ ベイ」をキミもプレイしてみよう！

[牛丼の大将, SOFTBANK GAMES]