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いままではこの日のために―。D.U.P.ラストライブ
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2004年12月29日 |
「デ・ジ・キャラット」などで活躍してきた，人気声優ユニット「D.U.P.」がついにひとまずのフィナーレを迎えた。12月26日，幕張メッセにおいてラストコンサート「FINAL☆PARTY☆NIGHT」が行われたのだ。
「D.U.P.」は，真田アサミさん，氷上恭子さん，沢城みゆきさんの3人によるユニット。六本木のヴェルファーレで行われた「デ・ジ・キャラット」声優オーディションから5年。ついにユニットとしての活動を休止した。
ラストコンサート用ポスターの各キャラクターイラストの服装をイメージした衣装で登場した3人。想い出の「PARTY☆NIGHT」でスタートしたライブは3時間半を超えるものとなった。もちろん，満員となった会場では，ペンライトが一斉に揺れる。もちろん，ジャンプも!!
5年間を振り返るように，ソロ曲やデュエット曲を次々披露する。僕ら記者陣も，5年間何度も取材に出かけ，カメラのファインダーごしに見て・聴いた名曲群に聴き惚れる。
衣装換えの間などには，ステージに設置された巨大スクリーンに，「D.U.P.」5年間が映し出されていく。声優オーディション，ラスベガス.への上陸，数々のライブ……。最後に流されたのは，「D.U.P.」に感謝するファンからのメッセージだった。今日が「D.U.P.」を見ることができるのが最後だということを痛感せずにはいられない。
衣装もスタート時の春をイメージさせるものから，白い半そでが清潔そうな夏へ，クリスマスイメージのものへと代わって行く。曲も1年の流れを踏襲した順番で歌われていたという。涙声を隠しながら，2度に渡るアンコール曲を歌え終えた3人は，ステージ奥へと消えていく。その背中にたくさんの声援と「ありがとう」の声を聴きながら……。
コンサート後，たくさんの報道陣を前に，最後の記者会見に臨んだ「D.U.P.」。「失敗もあったけど，ラストコンサートをやって良かったと思う。楽しかった」（真田さん），「すごくコンサートの時間が短く感じるほど充実していた」（氷上さん），「今まで人前に立つのに抵抗があったけれど，スタッフ一人一人がきちんと自分の仕事をして1つのものを作り上げる素晴らしさを知った。今後は立場にまどわされず、胸を貼って自分の仕事をしていきたい」（沢城さん）と，コンサートを振り返る。
もちろん，今後は3人ともそれぞれ活躍していく。「でもステージ上から氷上さんとみゆきちゃんが横にいることはもうないんだな，と歌いながら感じた」（真田さん），「5年間の思い出を語ると5年かかる。“でじこ”が2人（真田さん＆沢城さん）のデビュー作で最初に会った大人が私でゴメンね（笑）」（氷上さん），「（この3人がユニットを組むという）運命はだれが決めたんだろうと思う。3人でいる時間はとても充実していた」と，普段から仲のよかったことを感じさせる。
「支えてくれたみんなにこそ“ありがとう”を言いたい」と口を揃える3人。でも，5年間楽しませてくれた「D.U.P.」には，やっぱりこちらから「ありがとう」を言わせてもらいます。
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