1999年3月30日

ゲーム販売チェーン最大手のブルートが

自己破産を申請。FC店は営業続ける

 ゲームソフト販売の大手・ブルートは3月29日,広島地裁へ自己破産を申請した。

 ブルートは,TVゲームソフト,ハード販売のチェーン展開をいち早く全国規模で行ったことで知られ,中古ソフト販売などを中心に直営店やフランチャイズ店を合わせ全国で238店舗('98年)を構える最大手となった。

 しかし,最近の中古ソフト問題などにより,新品のTVゲームを含む総合的なコンピュータ関連商品の販売へと業務の変換を図っていたが,そのためのリストラなどの対応の遅れにより,経営が悪化したという。

 昨年末には店舗数は130店舗近くにまで縮小していた。負債は約80億円。

 ブルートによれば,直営店以外のブルートチェーン店については優良売上店舗が大半で,同社の自己破産とは関係なく,現在も営業を続けていくという。営業を行っている各店舗では心配なく,ゲームソフトを購入できる。

[原 毅彦,ITmedia]


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