スパイウェアを検索する方法

(注)ここでは分かり易くするために,スパイウェアに含まれるスパイウェア本体(ユーザー情報収集に利用されるプログラム)を「スパイプログラム」としている

 スパイウェアと疑わしいソフトウェアは900種類程度確認されている。では,実際にどういったソフトウェアがスパイウェアなのか,「SpyChecker」「Spyware List」「SpyBlocker Software」といった,スパイウェアのリストなどを利用して,自分の使用しているソフトウェアなどと照らし合わせてみよう。もちろんこういったサイトにすべてのスパイウェアが登録されているわけではない。あくまでも参考程度に利用しよう。

・SpyCheckerでスパイウェアを検索する
写真2
写真2■SpyCheckerでファイル交換ソフトであるアドウェアの「Audio Galaxy」を検索してみる

写真3
写真3■検索結果から「Audio Galaxy」はスパイの組み込まれたスパイウェアに該当していることがわかる。該当するソフトウェアの「Ad Company」を参照すると,「Audio Galaxy」ではスパイプログラムとしてWebHancerを利用していることがわかる

 なお,SpyCheckerでは,オンラインで検索する方法のほか,Webサイトより入手できる「Spychecker」というツールを使って検索することもできる。オンラインでの検索となんら変わりないため,利用しやすいほうを使えばよいだろう。

写真4
写真4■Spychekerの画面。オフラインでのスパイウェア検索が可能だ


スパイプログラムの種類

 ソフトウェアに組み込まれ,広告を表示させたり,情報収集を行うスパイプログラムには,下記のような種類がある(もちろん,ここに記述したものがすべてではない)。

表1■スパイプログラムの種類

Aureate(Radiate)
Comet Cursor
Timesink(Conducent)
(参考:トレンドマイクロ:TSADBOT.EXE
Cydoor
DSSAgent
Flyswat
Onflow
Web3000
WebHancer
SaveNow
eZula
RespondMiter(Sputnik)
Surf+
(手動で削除する手順はここ
OfferCompanion(Gator)
EyeGrab
Newsupd.exe(無効化手順)

そのほか,Transponder,Hotbar,Internal,Netsetter server,EverAd,Expedioware,FlashTrackなどがある。

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