・接続先変更ソフトウェアをダウンロードしてしまった場合
 これに関しては,単純にダウンロードしてしまったファイルを削除すればよい。ただし,もし起動してしまったならば,自動的に接続が開始されるとともに,「ダイヤルアップネットワーク」の接続先も変更され,お気に入りに身に覚えのないアダルトサイトが複数登録されたり,デスクトップに接続ソフトやブックマークなどのショートカットなどが作成される。もしファイルを起動してしまったのであれば,ダイヤルアップネットワークから該当するアダルトサイトを削除し,登録されたお気に入りを削除して,ショートカットも捨ててしまおう。
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写真1■アダルトサイト接続ソフトを利用してしまい,接続が開始されてしまった例。通常のダイヤルアップネットワークの画面とは異なるので,すぐに分かるはずだ

・ソフトを自動的にインストールされてしまった場合
 ActiveXコントロールを利用し,Webページ閲覧時に表示される年齢認証などをクリックしただけで,ダイヤルアップ接続先を変更させるものがある。「OK」をクリックするだけで自動的にインストールされる場合だが,年齢認証画面を「いいえ」でパスしてもループ(再び同じ画面が表示される)に入り,「はい」をクリックさせようとするものもある。これは悪質なケースだと思うが,一部のアダルトサイトでは使われている。

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写真2■アクセスすると年齢認証が開き,「OK」を押すとインストールが開始される

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写真3■「C:\WINDOWS\Downloaded Program Files」をチェックしよう。インストールされたActiveXがここに入っている

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写真4■ファイルを右クリックして「プロパティ」を参照すると,どのWebページからダウンロードされたものかが分かる

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写真5■ダウンロードした該当ファイルのプロパティにある「依存関係」タブをクリックすると,どのファイルが利用されているかが分かる。そこに記載されているファイルを削除しよう

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写真6■Windows98/2000ならスタートメニューから「プログラム」−「アクセサリ」−「通信」−「ダイヤルアップネットワーク」,WindowsXPスタートメニューから「接続」−「すべての接続の表示」を選択して接続先の確認を行い,変更もしくは新規に作られた接続先を削除する

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写真7■Internet Explorerの「ツール」−「インターネットオプション」にある「セキュリティ」タブでセキュリティレベルを「高」にし,ActiveXコントロールが無効になっていれば防御することができる


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