コラム:ダイナミックDNSを利用した独自ドメインサーバの運営

 常時接続を利用したサーバでダイナミックDNS(以下,DDNS)を利用している場合,DDNSのサブドメイン名ではなく,やはり独自ドメイン名で運営したいところだ。

 しかし小規模な自宅サーバであれば,ドメイン名の取得にかかる費用は別として,できれば無料でDDNSを利用したいと思うだろう。そこで一例として,無料のDDNSサービスを利用し,独自ドメインでサーバを運営する方法を簡単に紹介しよう。

●DDNSへの登録

 ここでは独自ドメインを利用できるDDNSの中から,5つまでのドメイン名と,1ドメインにつき,1年間の転送量が200Mバイト以内までであれば無料で利用できる「ZoneEdit」を利用してみる。

 まず「Zoneedit」にアクセスし,右上部をクリックしサインアップを行う(写真12)。サインアップ後,登録を行ったメールアドレスに仮のユーザ名とパスワードが送られてくるのでログインし,「Add Zone」に登録したいドメイン名,もしくはすでに登録済みのドメイン名を入力する(写真3)。次の画面でネームサーバが表示されるので,新規登録もしくは登録済みのドメイン名のDNSを編集すればよい。なお,利用したいドメイン名のDNS編集方法については,各レジストラによって異なるので,自分が利用しているレジストラにたずねてみよう。

画面
写真1■「Free Sign Up」をクリックして,サインアップを開始する

画面
写真2■名前や住所,メールアドレスなど,必要事項を記入しよう。記入したら「Sign Up Now」をクリックする

画面
写真3■登録したいドメイン名を入力して「Add Zone」をクリックする

画面
写真4■登録したドメイン名に割り当てられたネームサーバが表示されるので,DNS情報を変更しよう


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