この特集のトップページへ
＞
Chapter 1：NetBIOSの基礎知識
Windows NT 4.0の名前解決
Windows NT 4.0には，ネットワークを利用するためのアプリケーションインタフェースが2種類用意されている。1つはWindows Socketsであり，もう1つはNetBIOSインタフェースである。
Windows Socketsは，TCP/IPアプリケーションを作成するときに使用される。Webブラウザやftpクライアント，一般的なメールクライアントなどは，TCP/IPアプリケーションに分類される。TCP/IPアプリケーションで使用される名前は，一般的に「ホスト名」と呼ばれ，HOSTSファイルやDNS（Domain Name System）を利用して名前解決される。
NetBIOSインタフェースは，Microsoftネットワークサービスで積極的に利用されてきた経緯を持つ。NetBIOSインタフェースで利用される名前は，一般的に「NetBIOS名」と呼ばれている。ここでは，Windows NT 4.0までのMicrosoftネットワークの仕組みについて復習する意味で，NetBIOSについて説明する。
 |
1/14 |  |
